中央経済社の電子書籍展開
2020-10-29 10:00:04
中央経済社がアイドックの電子書籍プラットフォームを導入し新プロジェクトをスタート
株式会社中央経済社ホールディングスは、2020年10月21日より、自社の書籍販売サイト『ビジネス専門書Online』にて、アイドック株式会社の電子書籍配信プラットフォーム『bookend』を活用した新たな電子書籍プロジェクトを開始しました。これにより、従来の紙書籍に加え、電子書籍も順次販売されることになります。
新たな販売モデルの導入
このプロジェクトの第一弾としては、デジタル時代に即した「コロナ」「テレワーク」「ブロックチェーン」「自動運転」など、時代を反映した新刊書籍11タイトルが用意されています。これは、紙書籍だけではなく、デジタルコンテンツのニーズに応えるための重要なステップです。
『ビジネス専門書Online』の新しい電子書籍サイトでは、アイドックのセキュアなブラウザ閲覧ソリューション『bookend view』を用いた立ち読み機能も搭載されています。利用者は、決済が完了した書籍を『bookend』アプリに配信されるので、手持ちのデバイスでダウンロードして読むことができるようになります。これにより、ユーザーは一層便利に電子書籍を楽しむことができます。
便利で安全な利用環境
『bookend』は、コンテンツの知的財産を守るためのさまざまなDRM(デジタル著作権管理)機能を搭載。メールアドレスによるユーザー制限やデータの複製防止、キャプチャや印刷に関する制御など、強固なセキュリティ対策が施されています。これにより、購入した電子書籍を安心して利用することができ、著作権を守りながら安心して読み進められます。
また、アナリティクス機能により、コンテンツ毎の閲覧記録をCSVで出力できるため、出版者にとってもマーケティング戦略を練る上での貴重なデータが得られます。
売上増加の期待
株式会社中央経済社の電子コンテンツ編集支援室の室長、酒井隆氏は、「以前から自社のサイトで電子書籍を販売したいという思いがあったが、コロナ禍でのニーズの高まりを受け、bookendを活用することで著作権管理の懸念や準備期間の短縮を実現でき、電子書籍販売を正式にスタートすることができた」とコメントしています。
この取り組みは、急速に進化するデジタル市場において、紙書籍のみならず電子書籍でも存在感を示していくための重要な施策であるといえます。今後、中央経済社はより多様なラインナップを展開することが予想されており、ビジネス書籍を探している方々にとってますます魅力的なプラットフォームとなるでしょう。
企業情報
中央経済社ホールディングスは1948年設立以来、経済や法律、会計に関する専門書の出版を行ってきました。年間約400点の書籍や5誌の雑誌を発行しており、教育関連書籍の需要にもしっかりと応えてきました。
一方、アイドック株式会社はデジタルコンテンツ向けに著作権管理システムやコンテンツ流通プラットフォームを提供しており、特に教育機関を中心に200社以上の顧客にサービスを展開しています。これにより、両社の協力が新たな市場を切り開くことが期待されています。
電子書籍市場は今後も成長が見込まれ、消費者のニーズに応じた多様なコンテンツの提供が求められています。その中で、この新プロジェクトは中央経済社が時代の流れに乗っていく一歩であり、新たな挑戦の始まりとも言えるでしょう。
会社情報
- 会社名
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アイドック株式会社
- 住所
- 東京都千代田区神田神保町1-3-5寿ビル7F
- 電話番号
-
03-5577-2208