帰省を避ける傾向が高まる中、実家と義実家の距離感を見直そう

夏の帰省に関する意識調査の結果

株式会社ベビーカレンダーが運営するライフスタイルメディア「ヨムーノ」は、2025年6月に「夏の帰省」についてのアンケート調査を実施しました。この調査では、主に25歳から60歳の既婚女性137名を対象に、帰省に対する意識や実際の行動について探ることを目的に行われました。

調査の主な結果

帰省しない人が約4割
調査の結果、2025年の夏に帰省をしないと回答した人は40.1%に達しました。その一方で、実家には日帰りまたは宿泊を伴う帰省をする人の合計は53.3%を占めており、実家に帰省する傾向が強いことが明らかになりました。義実家には35.7%が帰省する予定で、実家優先の傾向がうかがえます。

お金の使い方

帰省の際のお土産にかけるお金については、「お土産代0円」とする人が21.9%と最多でした。この夏は手頃な価格を意識している人が多いようです。しかし、1万円以上の高額なお土産を用意する人も一定数存在し、金額に幅があることがわかります。

義実家への帰省は冬の方が気が重い

義実家への帰省が楽しみかどうかについて聞いてみると、63.3%が「楽しみ」と回答。しかし、年末年始の同様の調査では楽しみにしている人は40.8%と低くなり、時期によって心理的な負担が異なることが判明しました。特に、冬の帰省に対する“気が重い”という回答は38.2%に達し、夏と比較して約1.7倍の差が見られました。

義実家との距離感

調査では、義実家への帰省の理想の頻度についても聞かれました。「半年に1回帰省」が最も多く、21.4%の人が「帰省しない」が理想と回答しました。これは、義実家との関係を大切にしつつも、過度に頻繁には訪問したくないという思いが反映されているようです。

夏の帰省に関する悩み

夏の帰省に対する悩みとしてもっとも多かったのは「義実家との会話がしんどい」とする意見で、26.3%の人がこの点を挙げています。また、暑さや帰省時の準備についての悩みも多く、ストレスを感じる要因がいくつも存在していることが見えてきました。

夫の協力に対する不満

帰省中に「夫が役に立たない」と感じる人も多く、回答者の約50%が何らかの形で夫に対する不満を抱いていることがわかりました。特に、夫が自実家にいるときはその環境を受け入れて、普段とは異なる行動をとることがあるようです。これにより、妻は一層の負担を感じることが多いのかもしれません。

まとめ

帰省は家族との大切な時間でもありつつ、同時にストレスや不満を伴うこともあります。今回の調査結果を元に、無理のない距離感を大切にしつつ、心地よく帰省を楽しむコツを見つけ出していきたいですね。子どもたちにとっては、祖父母と過ごす時間が心に残る貴重な体験となることが期待されます。ママたちが自分のペースでこの夏の帰省を楽しめるような工夫を見つけることが、全員にとっての良い思い出作りにつながることでしょう。