JALと類農園が手がける新しい味
2023年12月7日、奈良県宇陀市において、日本航空株式会社(JAL)と株式会社類設計室の農園事業部である類農園が共同開発した新しいパックご飯「まほろばごはん 旬の赤いとうもろこし 大和ルージュ」が販売される。これは、日本初の新品種となる赤とうもろこし「大和ルージュ」を使用し、100%有機素材で作られた製品であり、特に注目される部類だ。
地域資源を活かした取り組み
類農園とJALは、奈良県宇陀市の「公民連携まちづくりプラットフォーム」に参画しており、地域資源を活用した活性化活動を行っている。彼らの共同開発は、単に商品を生み出すだけでなく、地域の活性化にも大いに役立つ予定だ。
この赤いとうもろこしパックご飯は、日常的な食事メニューだけでなく、お正月や合格祈願といった特別なシーンでも楽しめる工夫が凝られている。
増加するパックご飯需要
計画に基づくパックご飯の市場は、2023年には年間生産量が25万トンに達し、2015年と比較して約1.5倍となる見込みである。また、環境意識の高まりや安全・安心な食の需要が増す中、有機食品市場も急成長を遂げ、2022年には2240億円に達した。しかし、現在有機材料を使用したパックご飯はまだまだ種類が少ないという現実が存在する。
これに対し、「まほろばごはん 旬の赤いとうもろこし 大和ルージュ」は、誰でも手軽にオーガニック食品を楽しむことができる商品としての位置づけだ。
地域の伝統とともに
奈良は古来より「赤い色には邪気を祓う力がある」と考えられており、赤い食材を大切にしてきた地域である。この伝統を現代に活かしたこの商品は、特別な場面でも楽しめるようにデザインされている。
商品概要と販売場所
- - 販売開始日: 2023年12月7日
- - 販売商品: まほろばごはん 旬の赤いとうもろこし 大和ルージュ
- - 価格: 1個537円(税抜)、579円(税込)
販売店
1. 大阪府下3か所の類農園直売所
- 彩都店
- イズミヤ千里丘店
- 西中島南方店
2. JALショッピング
3. JALふるさと納税
4. 奈良まほろば館
特に、12月15日には試食イベントも予定されているため、多くの人々に実際の味を体験してもらえる機会が設けられる。
未来への展望
この共同開発を通じて、農業に対する理解が深まり、宇陀市での有機農業が進展する仕組みを築くことを目指している。この取り組みが、持続可能な農業の実現に貢献することを期待したい。
類農園については、1999年より農業に携わり、直売所として多様な生産者の商品を提供してきた実績があり、その経験を活かして新たな地域活性化モデルを構築し続けている。興味がある方は、ぜひ公式ウェブサイトで詳細を確認してみて欲しい。