岩手町の生産者が魅力を発信する「競りピッチ」成功!
2025年2月26日、水曜日に宮城県仙台市で、岩手県岩手町の生産者たちが自らの魅力を伝える商談イベント「おらのウメーを自慢させてくれ!いわてまち競りピッチ」が行われました。このイベントは、エンスペース株式会社の企画運営により実現したもので、岩手町みらい創造課の主催です。
イベントの目的と意義
「競りピッチ」は、岩手町が誇る豊かな農産物や畜産物を仙台のバイヤーに直接アピールする場です。生産者は、各自5分間のプレゼンテーションを行い、バイヤーはその場で興味を示す「いいね」や「気になる!」のパネルを使用して反応します。このインタラクティブな形式は、バイヤーとの新たな商流や商品開発の接点を作り出すことを目的としています。さらに、生産者はプレゼンの前に「話育講座」を受講し、魅力的な商品PRに向けた準備が行われました。
イベントのハイライト
【オープニング】
イニシャルステージでは、サンデー岡本さんが軽快なトークを披露し、岩手町の魅力を楽しく紹介しました。岡本さんは、趣向を凝らしたエピソードやクイズを交えながら参加者の心を掴みました。また、サプライズゲストとして登場したキャベツマンのキャラクターが会場を盛り上げ、参加者の笑顔を引き出しました。
【公演の内容】
次に行われた本格的なプレゼンテーションでは、参加した6つの生産者がそれぞれの特色をアピールしました。最初に登場したのは、岩手町でクラフトビールを製造している笹渡繁巳さん。酵母に着目し、地域の魅力を強調しながら試飲したバイヤーからも好評を得ました。
続いて、府金伸治さんが「肉のふがね」を代表して登場。彼は短角牛の魅力を語り、希少種を守る重要性についても触れました。多くのバイヤーから興味深い反応が寄せられました。
3番目に、佐藤精肉店の鱒沢正也さんが登壇し、やまと豚やホルモン鍋の秘密を共有しました。彼のプレゼンテーションも多くのバイヤーから関心を呼びました。
最後に、高村果樹園の髙村貞男さんが登場。「原稿なし、一発勝負で行きます!」という力強い宣言から始まったプレゼンでは、彼の情熱が会場に響き渡りました。その熱意に感化されたバイヤーたちからは購入意欲の高い声が上がりました。
【情報交換会】
プレゼンが終了した後、参加者はマルシェブースでの試食や生産者との直接的な情報交換を楽しみました。一般参加者にも岩手町の産品の魅力が広まり、新たなビジネスチャンスが生まれる機会となりました。イベント終了後、多くのバイヤーからは「新しい生産品との出会いがあった」「ぜひ現地にも行ってみたい」との声が寄せられ、今後の岩手町との関係構築に期待が寄せられました。
今後の展望
今回の「競りピッチ」は町の魅力を再提供する素晴らしい機会となりました。岩手町は、今後もこうしたイベントを通じて交流人口を増やし、地域経済の活性化を目指していくでしょう。