姫路城が秋冬に特別公開!
姫路市に位置する姫路城が秋と冬に特別公開されることとなりました。この特別な機会は、令和7年10月1日(水曜日)から10月14日(火曜日)までの秋の期間と、令和8年2月1日(日曜日)から2月14日(土曜日)までの冬の期間に実施されます。歴史的な価値が高いこの名城を間近で体験する素晴らしいチャンスをお見逃しなく!
特別公開の詳細
公開時間は午前9時から午後4時までで、最終受付は午後3時となっています。特別公開エリアの受付場所は「イの渡櫓」の天守群内で、入城に際しては午後3時までにお越しください。
公開される場所は以下の通りです:
- - 東小天守
- - 乾小天守
- - 西小天守
- - イの渡櫓
- - ロの渡櫓
- - ハの渡櫓
各天守の特徴
乾小天守
乾小天守は天守曲輪の北西に位置し、かつては「いぬい(戌亥)やぐら」と呼ばれていました。外観は三重ですが、内部は地上4階、地下1階という構造。ここからは圧巻の大天守を眺めることができます。その美しい造形とともに、東を望むと連立式天守全体の姿や中庭の様子もよく理解できます。
西小天守
西小天守は大天守の西南にあり、3層3階の構造を持っています。籠城の際には敵から天守を守るための重要な拠点であった西小天守。ここからは複雑な門や迷路のような登城ルートが見渡せます。
イ・ロ・ハの渡櫓
イ・ロ・ハの渡櫓は、いずれも外観二重、内部は地上2階、地下1階の構造です。特にロの渡櫓は、面積約170平方メートルを誇り、現存する中で最大級の規模を持っています。この場所は映画の撮影にも使用されるほどの美しい景観です。
東小天守
最後に、東小天守は天守曲輪の北東エリアに位置し、当初は「うしとら(丑寅)やぐら」と名付けられていました。この三重の外観とは裏腹に、内部は地上3階、地下1階の贅沢な構造となっています。
特別公開の目的
文化財の魅力や保存についての理解を深めてもらうため、通常は公開されていない場所を特別に開放しています。今年は、令和7年4月の公開に続き、「全小天守」が特別に見学できる貴重な機会です。10月の公開は、大阪・関西万博の閉幕に合わせ、国内外からの来城者に姫路城の文化的価値を広く発信することを目指しています。冬季は閑散期の誘客を促進し、姫路の歴史と文化を知っていただく機会としています。
観覧料について
観覧料は以下の通りです:
- - 大人(18歳以上):1,000円
- - 小人(小学生〜高校生):300円
- - 未就学児:無料
特に、デジタルチケットを事前に購入すると、2割引の特典が受けられます。ただし、別途姫路城縦覧料が必要です。歴史の息吹を感じながら、姫路城の特別公開を心ゆくまで楽しんでください。