新しい時代を迎える「じぶんみらい科」
2025年4月、京都市左京区の京都芸術大学附属高等学校が新設する「じぶんみらい科」は、文部科学省の普通科改革に応じて日本全国からオンラインでアクセスできる新しい形の学びを実現します。これは、単位制・通信制に基づき、自己決定型の学習を重視することが特徴です。生徒は年に2回だけ、京都または東京のキャンパスでの対面授業に参加し、残りはオンラインで自由に学びを進めます。
「じぶんみらい科」の特長
この新しい学科は、自分にあった学習方法を見つけることを重視。動画視聴やレポート作成、さらに集中スクーリングによる対面学習を組み合わせ、生徒一人ひとりに合ったペースで学習を進めることができます。
特徴1: 自己決定型学習
生徒は自身の学習スタイルに応じて、オンラインでの授業やレポート提出を通じて、主導的に学びを進めることが可能です。オンライン学習からスクーリング、さらにはテストを含むこうした多様な教材と学びの方法を提供し、生徒が主体的に学ぶ姿勢を育んでいきます。オンラインで学び続けることにより、全日制の高校と同様の卒業資格が期待できます。
特徴2: 将来に繋がる独自のカリキュラム
「じぶんみらい科」では、一般的な普通科目を基盤にしつつ、探究科目と創造科目を組み込んでいます。仲間たちと協力して社会の課題に取り組むことで、積極的に問題を解決するためのスキルが身につくカリキュラムとなっています。また、京都芸術大学との連携により、他の学校では体験できないユニークな学びを提供し、社会で必要とされる力を育てています。
特徴3: 通学気分のオンライン教育
オンライン環境でも充実したコミュニケーションとサポートが用意されています。生徒同士や教員といつでも連絡を取り合えるオンライン職員室や自習室を整え、「遠くにいる友だち」との絆を深められる環境づくりが行われています。また、年2回の集中スクーリングを通して、じっくり学び合うことで仲間との信頼関係を築けることも魅力です。
学費とサポート制度
学費は年間90,000円からで、国の「高等学校等就学支援金制度」を利用すればさらなる経済的な負担軽減が可能です。保護者が京都府在住の場合、「あんしん修学支援制度」も利用でき、質の高い教育をより手軽に受けられるよう配慮されています。
募集概要
「じぶんみらい科」の2025年度の出願は、2025年1月15日から開始されます。対象は新たに中学校を卒業見込みの生徒で、340名を募集します。
実施校
京都芸術大学附属高等学校
教育区域
全国
スクーリングタイプ
集中スクーリング型(オンラインタイプ)
独自の視点から社会を見つめ直す「じぶんみらい科」は、これからの世代に求められる能力を開発するための新たな場と言えるでしょう。この新しい教育モデルは、将来的な社会で活躍できる人材を育てることを目指し、全力を注ぐことになります。卒業後は、多彩な未来へと繋がっていくことが期待されています。