京都府八幡市、保護者連絡サービス「tetoru」を導入し教育へ新風を巻き起こす

教育界に新たな風をもたらす「tetoru」

京都府八幡市において、保護者向け連絡サービス「tetoru（テトル）」が導入され、教育委員会の情報伝達手段が一新されました。このサービスを提供するのは、SchoolTech事業を展開するClassi株式会社です。

1. 導入の背景

これまで、八幡市ではメールや学校からのプリント配布を通じて、保護者にさまざまな情報を伝えてきました。しかし、メールを開封しないことや、子どもからのプリントの渡し忘れといった課題が存在し、情報が確実に届かないケースもありました。同時に、教員の業務負担も大きな問題でした。そこで八幡市は、新たに「tetoru」の自治体連絡機能を導入し、より確実な情報伝達を実現することに決めました。

2. 導入によるメリット

このサービス導入により、保護者への情報提供がよりタイムリーになり、学校側の業務負担が大幅に軽減されました。教育委員会からの広範な案内も可能となり、子どもたちを対象とした多様なイベントがより効果的に周知されています。実際に、市が主催するイベント参加者数が増加したとの報告もあり、保護者に直接情報を届けることの重要性が際立ちました。

3. 教育委員会の反応

教育委員会の川中尚教育長は、「tetoru」の利用が教員の貴重な時間を節約し、教育現場の効率を向上させたと強調しています。これにより、イベントの周知や参加者数の増加といった成果が上がっています。川中教育長は「こどもを社会全体で支えるまちづくり」を目指し、今後もさらなる環境整備に努めていくと語っています。