心臓病治療の未来へ
2024-07-08 09:38:10

心臓病治療の未来を拓く!TCNプライム社が1億3,000万円の資金調達に成功!

心臓病治療の未来を拓く!TCNプライム社が1億3,000万円の資金調達に成功!



心臓疾患に対する画期的なカテーテルを開発する株式会社TCNプライム(本社:東京都文京区、代表取締役:三池信也)が、大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社(以下「OUVC」)と株式会社神戸大学キャピタル(以下「KUC」)から合計1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

TCNプライム社は、神戸大学医学部附属病院の研究成果を基に、2023年10月に設立された神戸大学認定ベンチャー企業です。同社が開発を進めるのは、心臓疾患に対する2種類のカテーテルシステム。一つは、バルーン大動脈弁形成術(BAV)用のバルーンカテーテルシステム、もう一つは、人工肺とポンプを用いた体外循環による治療(ECMO)に使用する新型ECMOカテーテルです。

これらのカテーテルシステムは、従来の治療法に比べて患者さんの身体への負担が少なく、医療従事者の操作性も向上させることを目指しています。特に、新型ECMOカテーテルは、心臓への負担を軽減し、心機能の回復を促進するだけでなく、酸素化された血液を効率的に中枢側に送り込むことが可能となります。また、心電図同期型BAVバルーンカテーテルシステムは、バルーンの動きを心電図に同期させることで、心臓本来の動きを維持しながら、より効果的に治療を行うことが期待されています。

OUVCとKUCは、TCNプライム社の革新的な技術開発と、患者さんの負担軽減という理念に共感し、今回の出資を決めたとのことです。今回の資金調達により、TCNプライム社は開発を加速させ、早期の実用化を目指します。

患者さんの負担軽減と医療現場の革新



TCNプライム社が開発するカテーテルシステムは、心臓病治療の分野において、患者さんの負担を軽減し、医療現場の革新をもたらす可能性を秘めています。

従来の心臓病治療では、開胸手術や高価な人工弁の使用など、患者さんの負担が大きいことが課題でした。しかし、TCNプライム社のカテーテルシステムは、低侵襲で、患者さんの身体への負担を最小限に抑えることができます。また、操作性も向上することで、医療従事者の負担軽減にも貢献します。

今回の資金調達を機に、TCNプライム社は開発を加速させ、より多くの患者さんに恩恵をもたらす治療法の開発を目指しています。

TCNプライム社の挑戦



TCNプライム社は、心臓病治療の未来を拓くという強い意志を持って、開発を進めています。同社の挑戦は、患者さんの負担軽減だけでなく、医療現場全体の革新につながる可能性を秘めています。

今後、TCNプライム社の動向から目が離せません。


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