金沢工業大学の挑戦
2026-02-18 23:23:10

金沢工業大学が地域支援を強化するサイバーセキュリティ・クリニックの新たな挑戦

最近、デジタル化が急速に進む中で、サイバーセキュリティへの関心が高まっています。特に、生成AIの普及によって、企業におけるサイバーリスクが増大する一方で、その対策が求められています。そんな中、金沢工業大学が取り組む「サイバーセキュリティ・クリニック」は、地域の中小企業と市民団体に対し、サイバーセキュリティとAI活用の両方を同時に支援する斬新なプロジェクトとして注目を集めています。

このプロジェクトは、情報デザイン学部の複数の研究室とSDGs推進センターが共同で推進するもので、The Asia FoundationとGoogle.orgが支援するAPAC Cyber Security Fundに連携しています。金沢工業大学は日本で初めてのパートナー大学として、この取り組みに参加しています。

近年、大企業だけでなく中小企業においてもAIの導入が進んでいますが、それに伴いサイバー攻撃のリスクも増加しています。多くの企業が「AIを活用したいが、セキュリティ面で不安があり、導入には踏み切れない」との声を上げているのが現状です。それに応える形で、金沢工業大学の「サイバーセキュリティ・クリニック」では、学生がファシリテーターとなり、地域組織と密接に連携しながら、AIの活用とサイバーセキュリティ対策を同時に支援することを目指しています。

教育の面でも、このプロジェクトは新しいアプローチを取り入れています。金沢工業大学は実践教育に強みを持ち、ゲーミフィケーションを活用した体験的な教材を開発する計画です。この教材を通じて、サイバー攻撃や防御の体験をしながら、生成AIのビジネス活用を学ぶことができる参加型ワークショップを開催します。SDGs推進センターが連携する株式会社LODUとも協力し、地域の中小企業や市民団体のセキュリティ意識やAI活用能力の向上を図ります。

さらに、ファシリテーターとして活動する学生たちも、このプロジェクトによって多くの経験を得ることが期待されています。学生は実際の地域組織との対話を通じて、技術的な知識だけでなく、コミュニケーション力や課題解決能力を身につける機会を得ることができます。このプロジェクトによって、次世代の人材が育成されることが期待されており、地域社会に貢献する創造的な探究者として成長していくでしょう。

金沢工業大学は「自ら考え行動する創造的探究・実践人材の育成」という教育理念を掲げており、本プロジェクトを通じて、生成AIの時代にふさわしい地域の安全と持続可能なデジタル活用を支援しながら、次世代の人材を育てることに尽力しています。

最後に、APAC Cyber Security Fundについて触れておくと、これはGoogle.orgの支援を受けたThe Asia Foundationが実施するもので、アジア太平洋地域における持続可能なサイバーセキュリティエコシステムの構築を目指しています。このプログラムは、地域のサイバーセキュリティ人材の育成や、アウトリーチを強化する取り組みも行っており、日本での展開は今後の大きな展望といえるでしょう。金沢工業大学と同プログラムの連携が、地域社会をより安全なデジタル環境へと導く一助となることを期待したいです。


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