文教大学の学生が贈るグルメガイド
文教大学国際学部の青木洋高ゼミナールが手がけたグルメガイド『谷塚駅・文教大学周辺グルメガイド』が、地域の魅力を伝える一環として草加市で発行されました。このプロジェクトは、学生が「食」を通じて地域の個性を感じとり、地元の特性を引き出す取り組みです。
グルメガイド内容と発行の背景
草加市の谷塚駅周辺の飲食店を紹介するこのガイドは、学生たちが取材と編集を行い、地域の魅力を最大限に引き出すことを目指しています。また、2024年11月の発行に向けて、草加ローカルストーリーが協力し、地域の飲食店と密に連携しました。
懇談会の開催
このグルメガイドの発行を祝うため、2月10日には草加市役所本庁舎で懇談会が行われました。出席者には市長の山川百合子氏や市役所の職員、そしてゼミの学生たちが参加しました。懇談会では、青木洋高先生がこのガイドの経緯や狙いを説明した後、市長から地域に対する質問が投げかけられ、参加者同士の和やかなディスカッションが展開されました。
学生たちはこの制作過程を通じて、地域の人々との交流が生まれたことや、普段は訪れない飲食店への理解が深まることに喜びを感じていました。こうした体験は、地域への愛着を育む貴重な機会となったことでしょう。
グルメガイドの販売会
懇談会後には、本庁舎1階でグルメガイドの販売会も行われました。販売価格は300円で、市役所の職員のアイデアを元に、学生が庁内放送を使い市民や職員に向けて呼びかけを行った結果、1時間で91冊が販売されるという成功を収めました。学生たちにとって、実際に商品を販売することで学びが深まると同時に、地域の人々とのつながりを強化できる貴重な体験となりました。
グルメガイドの配布と今後の展望
『谷塚駅・文教大学周辺グルメガイド』は、草加市役所本庁舎の情報コーナーや各サービスセンター、コミュニティセンターで閲覧可能です。また、中央図書館や各公民館、地域の図書館でも貸出予定となっています。さらに、WEBメディア「草加ローカルストーリー」や文教大学のキャンパス、周辺飲食店でも販売されています。
文教大学国際学部では、今後も「人間愛」を基盤にした体験型学習を推進し、さまざまな人々と協力しながら、国際社会で活躍できる人材を育成していく方針です。このような活動を通じて、学生たちは地域の資源や文化を再発見し、より良い社会作りへの一翼を担うことが期待されています。