リモートワークと育児の両立:夏休みの実態調査
株式会社リモラボが実施した「夏休み期間中のリモートワークと子育ての両立」についての実態調査が、リモートワークが育児に与える影響を浮き彫りにしています。調査対象は、リモートワークを実践しながら子育てをしている、または経験者の女性180名です。調査結果によると、圧倒的な85.5%がリモートワークの有効性を感じており、その一方で60.5%は家庭内での協力が欠かせないと述べています。
調査の背景と目的
リモラボは、女性の働き方をより良くするために、リモートワークの実践を支援するスクールを運営しています。この調査は、子育てと仕事の両立におけるリモートワークの有効性や直面する課題を明らかにすることを目的としています。特に、夏休みの期間中は子供たちが自宅にいるため、育児とキャリアの両立が難しくなると予想される時期です。早速結果を見ていきましょう。
リモートワークの有効性
アンケートで「育児とキャリアの両立においてリモートワークは有効だと感じますか?」と問いかけたところ、「とても有効」と「やや有効」が合わせて85.5%の結果となりました。「子どもたちに安心感を与えられる」「食事を準備する手間が省ける」「スキマ時間を活用できる」など、リモートワークの恩恵を感じている方が多いようです。
課題も多いリモートワーク
しかし、実際にはリモートワークが育児と仕事の両立に有効と感じている人の中でも、約64.4%が何らかの課題に直面したと答えています。特に多くの人が挙げたのは、家事や育児の負担や時間の限られた中での業務遂行の難しさです。"子どもの相手をどうするか"という問題も多くの人が直面しているようです。
家庭内外の協力がカギ
「夏休み中の育児と仕事を両立するために必要なもの」を尋ねたところ、60.5%の人が「同居の家族(特に夫)の協力」が不可欠だと回答しました。また、託児サービスや実家、親戚のサポートも多く求められています。調査結果は、家庭内外の協力が、リモートワークを通じて育児とキャリアを両立させるための重要な要素であることを示しています。
支援が不十分である現状
必要だと感じている支援を得られていると感じる人はわずか13.6%にとどまり、費用が障壁になっているとされた意見も多く見受けられました。調査結果からは、リモートワークの実践者がさらなるサポートを切実に求めていることが浮き彫りになってきています。
まとめ
リモートワークが夏休み中の子育てとキャリアの両立に有効である一方で、多くの人々が家庭内外からの援助を必要とし、その支援が十分に得られていないという課題が明らかになりました。リモラボは今後もこのような実態を元に、より良い働き方の実現を目指し、参加者の声に真摯に耳を傾けていく所存です。
今後のリモラボの活動から目が離せません。
参考リンク