新ファンド設立
2022-11-10 10:00:04

Eight Roads Ventures Japanが280億円の新ファンドを設立、国内起業家の成長を加速させる

Eight Roads Ventures Japanは、国内スタートアップの成長を支える新たな取り組みとして、280億円規模の第3号ファンドを設立しました。このファンドは、エンタープライズテック、フィンテック、バイオテックなどの分野を中心に、グロースステージの企業への投資を進めていくことを目指しています。

Eight Roads Venturesは、2012年から日本での投資活動を開始し、以来、49社へ出資を行ってきました。この新たなファンド設立の狙いは、デジタルトランスフォメーションの加速や、テクノロジーが進化し続ける中で、次世代の起業家たちとともに日本国内外のビジネス環境に好影響を与える事業を構築することです。

これまでの活動では、フィンテック、エンタープライズテック、バイオテック、メディア分野を中心に優れたスタートアップに投資しており、特に注目すべき成果は、2020年には出資先のプレイド、ヤプリ、Kaizen Platform、Rettyの4社が同時にIPOを達成したことです。また、米国の決済企業PayPalによる3,000億円での買収が実現したPaidyへの投資も行っており、日本におけるクロスボーダーM&Aの成功例として評価されています。

新ファンドにおいては、エネルギー、AI、ロボティックス、フードテック、プレシジョンメディスン(がんゲノム医療)など、さらなる多様な領域への投資を計画しています。このように広がる投資領域は、次世代のスタートアップが新しい価値を創出し、成長するための土台となります。

Eight Roads Venturesの強みは、米国の大手資産運用会社フィデリティを母体とした資金力と、全国限定ではなく幅広いグローバルネットワークによる支援体制です。社内外の専門家と連携し、出資先企業に戦略策定、組織づくり、オペレーション改善に関するアドバイスを提供することで、ハンズオンの対応が可能となっています。この経営サポートを通じて、スタートアップのスケールアップを後押しする姿勢が明確です。

代表のデービッド・ミルスタイン氏は、「過去10年の経験から、日本のテクノロジーやヘルスケア分野において、起業家たちと密に連携を取り、彼らのビジョン実現に向けて共に歩んできた」と語ります。今後も、より多くの次世代の起業家とともに、日本の産業の未来を切り拓く支援をする方針を明かしています。

Eight Roads Venturesは、シリコンバレーのベンチャーキャピタル環境を基盤に、50年以上の投資経験を持つ企業で、日本市場を重要視し続けています。今後も、日本国内のスタートアップと協力し、大きな社会課題の解決に向けたビジネスの支援を行っていくことでしょう。更なる創造性と競争力のある企業が日本から生まれることが期待されます。

興味のある方は、Eight Roads Ventures Japanの公式ウェブサイトやFacebookページを訪れて、出資先企業やファンドの詳細情報をチェックしてみてください。

会社情報

会社名
Eight・Roads・キャピタル・アドバイザーズ・ホンコン・リミテッド
住所
東京都港区六本木7-7-7Tri-Seven Roppongi 6F
電話番号

トピックス(経済)

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