Klookと小田急電鉄の連携
2018-04-19 10:00:51

Klookと小田急電鉄が連携、箱根フリーパスがQRコードで引換え可能に

Klookは、日本初となる旅行アクティビティ予約サイトで、最近小田急電鉄との提携を発表しました。この提携により、海外の旅行者がKlookで購入した「箱根フリーパス」などのチケットをQRコードを使って引換えられるようになります。これまでのチケット購入の煩わしさを解消し、旅行をよりスムーズに楽しむための新しい体験が提供されることになります。

QRコード引換えを可能にするのは、Klookが小田急電鉄と共同で開発した新しいプラットフォームで、訪日外国人旅行者が新宿駅の「小田急旅行センター新宿西口」でQRコードを提示するだけで、乗車券に引き換えられます。このシステムは、日本国内の鉄道会社として初めてKlookのプラットフォームにおいて導入されたもので、旅行者にとって非常に便利なサービスとなるでしょう。

小田急電鉄の水上秀博執行役員は「旅行者にとって、スムーズな乗車体験は非常に重要です。このQRコード引換えシステムにより、旅行者の利便性が大幅に向上します」と述べています。また、Klookの側も「日本は人気の旅行先であり、技術の進歩が市場の成長に寄与すると信じています」と語っており、今後の展望を描いています。

「箱根フリーパス」や「箱根鎌倉パス」は、観光地へのアクセスが便利であるとともに、他にはない文化体験ができるため、多くの外国人旅行者に注目されています。富裕層向け米旅行誌『コンデナスト・トラベラー』が選ぶ「東京からのベスト・ディ・トリップ」にも選ばれたこれらの旅のプランは、ますます需要が高まると予想されます。

旅行者がKlookを介してパスを購入する際には、クレジットカードやWeChat Pay、Alipay、Apple Pay、Google Payといった多様な決済方法が利用可能となり、今後は約60の国・地域からの旅行者に対応する予定です。これにより、特にアジア圏からの訪日旅行者の増加が見込まれます。

Klookは現在、日本国内で2,000を超える旅行アクティビティを取り扱っており、過去数年間で100万人以上の旅行者を日本に誘致してきました。特にユニバーサルスタジオジャパンや東京空港交通など、主要観光スポットとの提携を強化し、独自の新しい旅行スタイル「Yurutabi(ゆる旅)」を提案しています。

このたびKlookは、チーフレベニューオフィサーとしてAnita Ngai氏を、またチーフプロダクトオフィサーにDavid Liu氏を任命しました。これにより、Klookはユーザーエクスペリエンスの向上とさらなる技術進化を目指しています。両氏はそれぞれ、旅行業界での豊かな経験を持ち、今後の事業拡大に寄与することが期待されています。

Klookは、2014年に香港で創業以来、アジア最大の旅行予約サイトに成長し、現地サービスのニーズに応え続けています。質の高いサービスと多様な選択肢を提供し、利用者の旅行体験を向上させる努力を続けています。QRコードを利用した新たな旅行サービスによって、日本の観光業界に新風を吹き込む契機となるでしょう。これからのKlookの展開に注目です。

会社情報

会社名
Klook Travel Technology Limited
住所
香港
電話番号

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