大牟田市動物園、レッサーパンダワークブックを発表
福岡県大牟田市にある大牟田市動物園は、特に注目される取り組みを開始しました。この動物園は「レッサーパンダワークブック」を作成し、世界的な環境保全活動へ貢献しています。このプロジェクトは、崇城大学工学部の野上 大史准教授、九州大学の金谷 晴一教授、そしてネパールでレッサーパンダの保全活動を行うレッドパンダネットワークと共同で進められています。
ワークブックの主な目的は、レッサーパンダに関する様々な情報を提供することにあります。レッサーパンダの生態や保護の重要性、またその周囲の環境について深く理解するための手助けをする内容となっています。この取り組みは「プロジェクトNeORP(ねおるぷ)」の一環として、地域や国だけでなく国際的な視野での環境教育を目指しています。
作成されたワークブックは、日本語と英語、さらにネパール語と英語の二言語で提供されるため、教育活動に幅広い層が参加できるように配慮されています。特に、レッサーパンダの保全について「知って、理解して、行動する」ことが求められており、読者がこのワークブックを通じて実際に行動を起こすきっかけを得ることを目指しています。
今後の計画として、12月には大牟田市動物園の職員がネパールを訪問し、現地の学校と日本の学校をオンラインで繋ぐ国際保全教育のセッションを行う予定です。このような交流は、異なる文化やバックグラウンドを持つ学生たちにとっても貴重な学びの場になるでしょう。
現在、大牟田市動物園では、この教育活動に参加を希望する小学校から大学までの教育機関を広く募集しています。興味のある方は、大牟田市動物園の公式ウェブサイトにある問い合わせページから申し込むことができます。参加希望者が多い場合は、ワークブックの数に限りがあるため抽選を行うことがありますので、早めの応募をお勧めします。
環境保全という重要なテーマを若い世代に伝えるためのこの活動。大牟田市動物園の取り組みは、地域に留まらずさらに広がりを見せることが期待されます。私たちもこの機会を通じて、動物や自然を守るためにできることを考える良いチャンスです。
詳細については、
大牟田市動物園の公式サイトをご覧ください。