奈良発のデジタルサイネージ広告、大阪へ進出
株式会社ピュアは、奈良県から大阪市にデジタルサイネージ広告配信事業を拡大することを発表しました。この取り組みは、2022年12月からスタートした事業再構築補助金を活用したプロジェクトの一環です。2025年に予定されている大阪・関西万博に向けて、インバウンド市場の拡大を見越した地域活性化への取り組みが鍵となります。
新たなビジネスモデルの提供
2025年4月から本格的な有料化を伴い、サービスの提供エリアを奈良県内から大阪市内へと広げます。訪日外国人旅行者の情報発信ニーズが高まる中、大阪・関西万博の開催に向けて新たなビジネスモデルを構築することが急務です。これにより、地域企業や自治体に対して新たな広告の機会を提供することが期待されています。
インバウンド市場の活況を受けた取り組み
2023年以降、日本の観光市場は復活の兆しを見せています。特に、物を買う消費から体験型消費にシフトしている流れを受けて、株式会社ピュアはあらゆる観光客に対応するために、多言語に対応したデジタルサイネージ機器を14台導入しました。これにより、外国人訪問者だけでなく、地域住民にも役立つ情報提供が可能になります。
広告モデルの革新
店舗向けには、施術店やサロンにデジタルサイネージを設置し、広告配信機能を持たせることで経費の最適化を図ります。店舗の空いている時間帯を利用して広告を配信できるため、効率的なリソース活用が実現します。さらに、月額費用が比較的安価であるため、中小企業や個人営業者でも利用しやすい料金設定になっています。
社会貢献の一環として
また、地域の商店情報や緊急時の災害情報を発信することで、地域活性化にも寄与します。このようにして、個々の店舗だけでなく、地域社会全体の情報網を強化することができます。自治体や商工会との連携も視野に入れており、より広範な社会貢献を目指します。
高機能・多言語対応の技術
株式会社ピュアが提供するデジタルサイネージ機器には、キャッシュレス決済機能やQRコード読み取り機能など、便利な機能が満載です。また、多言語対応のため、外国人旅行者にも使いやすい設計となっています。これは、訪日外国人にとっての利便性を大いに向上させる要素となります。
最後に
奈良県奈良市に本社を置く株式会社ピュアは、1998年に設立され、美容室やサロン経営、美容器具販売及び広告業に注力してきました。新たなデジタルサイネージ業務立ち上げを通じて、2025年の大阪・関西万博へとつながるビジネスの将来に期待がかかります。地域を愛する企業が、今後も新たな挑戦を続ける姿勢に注目です。