自動車整備業界の未来をつなぐ「オートアフターマーケット東北2025」と「ジュニアメカニック2025」
2025年9月20日(土)・21日(日)、宮城県の夢メッセみやぎにて「オートアフターマーケット東北2025」と「ジュニアメカニック2025 in 東北」が開催されます。近年、自動運転や電気自動車(EV)の進展に伴い、オートアフターマーケット業界は大きな変革期を迎え、先進技術への適応や人材不足の課題が顕在化しています。こうした状況の中、このイベントは関連企業に最新製品やサービスを展示し、業界活性化の一助となることを目的としています。
イベントの詳細
今回の「オートアフターマーケット東北2025」には、98社が参加し、281小間の規模で行われます。ブースでは、自動車整備に関する最新の機器や補修部品、ITソリューションなどが紹介される予定です。注目の企業として、部品メーカーの(株)アイシンが最大ブースを出展し、省力化整備機器、整備用工具、化学製品など様々な製品が披露されます。また、屋外スペースでは、踏み間違い防止装置の試乗会や電動三輪車の試乗会も行われるので、来場者は実際に体験することができる貴重な機会となります。
さらに、業界向けのセミナーも充実しており、20のセッションが行われる予定で、全て無料で受講が可能。一部は事前予約が必要ですが、コンプライアンスやリスクアセスメント、人材採用などのテーマで業界の現状を学ぶことができます。これらのセッションは自動車整備業の最新情報を得る絶好のチャンスです。
ジュニアメカニック2025の意義
同時開催される「ジュニアメカニック2025 in 東北」は、小中学生を対象にした自動車整備体験イベントです。見て触れて学ぶことをテーマに、子どもたちに整備作業を体験させることで、将来自動車整備士を目指すきっかけを提供します。少子化による整備士志望者の減少と、高齢化が進む整備業界において、次世代の技術者育成に役立つ重要なイベントとして期待されています。具体的な体験内容として、タイヤ脱着、エンジン分解、ラジコン操作などが用意されており、参加者は整備に対する理解を深めることができます。
地域の連携
このイベントは、地域が一丸となって開催するもので、実行委員会には東北の部品商が名を連ね、宮城県の自動車整備振興会や自動車車体整備協同組合の協賛も受けています。地域の部品商が協力し合い、業界の未来を築くための交流の場となることが望まれます。
参加方法
いずれのイベントも入場料は無料ですが、事前登録が必要です。興味のある方々は、オートアフターマーケット東北の公式ページから事前登録を行ってください。業界の最新情報が得られる貴重な機会ですので、多くの皆様のご来場をお待ちしています。
このように、自動車整備業界の最前線を知り、未来の可能性を体感するための「オートアフターマーケット東北2025」は見逃せないイベントです。ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。