データサイエンティスト協会、新体制を発足
2013年に設立された一般社団法人データサイエンティスト協会が、このたび新たな理事会を設置し新体制を発足させたことを発表しました。この新体制は、データ分析に関する専門知識を有するユーザ企業や関連サービス提供事業者を含む法人会員、さらに外部から招聘された専門家や学識経験者の協力を得ながら構成されています。
今回の体制変更に伴い、代表理事を含む理事7名及び監事1名が選任されました。代表理事には、株式会社ブレインパッドの草野隆史氏が再任され、理事にはヤフーの安宅和人氏、電通の佐伯諭氏、ブロードバンドタワーの藤原洋氏を含む新たなメンバーが加わりました。また、監事には同じくブレインパッドの加藤啓一氏が新たに就任しました。
新体制の目指すもの
データサイエンティスト協会は、今後もデータサイエンティストの職業確立や地位向上、業界全体の健全な発展を目的として様々な活動を展開していく方針です。特に、データサイエンスのプロフェッショナルを育成するために人材定義の方針や対応領域について検討を行う「準備委員会」を設置するとともに、情報共有や意見発信の場として「企画準備委員会」を設けます。
この2つの委員会は、データサイエンティスト協会の約500名にのぼる一般個人会員や有識者、またデータサイエンスに関心を持つ有志からの意見を幅広く求めることで活動を進める予定です。活動期間は今年の2月から4月末までを予定しており、精力的な意見交換と情報発信が行われることでしょう。
業界との連携
データサイエンティストの業務は、「統計」や「機械学習」、「IT/エンジニアリング」、また「ビジネス問題解決」といった多層的な領域に根ざしています。それゆえ、データサイエンティスト協会は学会や大学、さらには官公庁、地方自治体など、関係団体との連携を強化し、協力関係を築くことにも力を注いでいくとしています。これにより、質の高い知識と相互学習の機会を促進することが期待されています。
データサイエンティスト協会は、今後も新しい情報や実績をもとに、業界の発展に寄与していく姿勢を見せています。新しい体制のもと、より一層の活動の活性化が進むことを期待しております。風向きが変わる中で、協会が発信する情報は業界全体に影響を与えることでしょう。
データサイエンティスト協会は、公式ウェブサイトを通じて一般・法人会員の募集や最新情報を発信しています。詳細は
こちらから確認できます。今後の活動に目が離せません!