サステナブルな未来への第一歩
2024年9月22日、埼玉県・越谷市のイオンレイクタウンkazeにて、イオンモール株式会社が主催する「イオンサステナキャンパス MYボトルデザインコンテスト授賞式」が行われました。このイベントは、環境問題やSDGsに対する関心を高めることを目的として、2021年にスタートした取り組みの一環で、今年が4回目。注目すべきは、過去最多の13,907作品が集まったという点です。
サイエンスライブでの盛り上がり
授賞式では、科学雑誌『子供の科学』の100周年アンバサダーであり、サイエンスアーティストでもある市岡元気先生によるサイエンスライブが行われました。会場に集まった観客はもちろん、オンラインで視聴する多くの人々も熱心に参加。市岡先生は「理科の実験、好きな人〜?」と問うと、子供たちからは次々と手が挙がり、会場は一気に盛り上がりました。
彼の実験はシンプルながらも、観客を惹きつける内容でした。液体窒素に風船やビニールボールを入れる実験や、水の入ったビニール袋に鉛筆を刺しても水がこぼれないかなど、視覚的に楽しめる内容です。返ってくる歓声や拍手が、会場全体の楽しさを伝えていました。最初は遠慮していた子供たちも、すぐにクイズに参加し、イベントは大きな成功を収めました。
受賞者の発表と感想
授賞式の中では、イオンモールの取締役・坪谷雅之氏や、公益財団法人イオン環境財団の専務理事・山本百合子氏などが登壇し、表彰を行いました。最後に発表されたのは環境大臣賞の受賞者。子どもの部では山田栞愛さん、大人の部では齋藤睦美さんが受賞しました。山田さんは「ゴミを分別することで環境にも地球にも優しくできればと思って描きました」と述べ、受賞の喜びを語り、齋藤さんも「素敵な賞をいただいて嬉しい」と笑顔を見せました。
受賞作品の評価
環境大臣賞の選考を行った島田智寛氏は、山田さんの作品について「優しい笑顔のハートが地球を包み込んでいる」と評価し、彼女の環境への配慮が伝わってくると話しました。また、齋藤さんの作品に関しては「終末時計の針が進んでしまう危機感を煽る一方で、優しさも感じられるデザイン」と高く評価しました。
他にも、審査員賞として子どもの部と大人の部からそれぞれ6作品が選ばれ、イオンモール賞やイオン環境財団賞、イオンタウン賞も授与されました。受賞者たちはそれぞれ、環境問題に対する自分の思いを込めてデザインした作品への反響に感謝していました。
環境への意識を促すメッセージ
イベントの締めくくりには、市岡元気先生が「このイベントが環境問題を考えるきっかけになれば嬉しい」と語り、今後の生活を変えずに地球を守る方法を模索する重要性について参加者に訴えました。イベントは、参加者の心に響く形で幕を閉じました。
また、イベントの詳細は
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