関東学院大学栄養学部の新たな挑戦
横浜市の中学校給食に関東学院大学栄養学部の学生たちが考案した献立が登場しました。これは、横浜市教育委員会と同大学の寺本あい准教授の指導のもと、学生たちが創り出した新しいメニューです。この取り組みでは、学生たちが中学校給食で使用可能な食材や調理方法を考慮しながら、栄養価が高く、かつ子どもたちに喜ばれるような献立作成に挑みました。
中学校給食の新しいメニュー
この取り組みでは、最終的に中学生の意見を取り入れ、4つの献立が作成され、その中から2つの献立が選ばれました。令和7年7月3日に提供される初日の献立は、「地産地消の良さを知ろう」をテーマにした「夏野菜ドライカレー」や「チキンナゲット」など、地域の新鮮な食材を活かしたもの。続いて7月9日に提供される献立は、「旬の食材を知ろう」をテーマにした「豆腐ハンバーグ トマトソース」や「コールスローサラダ」など、健やかな食事を意識した内容です。
関東学院大学の取り組み
関東学院大学栄養学部では、学生たちが中心となり、株式会社の栄養士による特別講義を受け、実務的な知識を学びました。その結果、学生たちは10個の献立を考案し、試食会を重ねることで、最終的に選ばれる献立を決定しました。特別講義は令和6年7月に行われ、その後7月から11月にかけて、2つのグループがそれぞれ5献立を作成しました。
中学生との連携
令和7年1月には、具体的に浦島丘中学校と新田中学校の生徒たちが4つに絞り込まれた献立を試作し、アンケートで評価を行いました。この参加型のプロセスによって、中学生自身が自分たちが食べたい献立を選ぶことができ、実際に提供されるメニューに反映されています。最近の若者の食生活における嗜好性を敏感に把握する良い機会となりました。
定期的な更新とSNSでの発信
この素晴らしい取り組みは、横浜市の中学校給食公式インスタグラムでも随時紹介され、広く認知されることになるでしょう。大学生が考え、作り上げた献立がどのように多くの子どもたちに受け入れられるのか、非常に楽しみです。
まとめ
関東学院大学栄養学部の学生たちによる原案が実際の学校給食に反映されるというこのプロジェクトは、栄養教育の一環としても意義深く、未来の栄養士たちが積極的に社会貢献に参加する姿勢を示すものです。子どもたちが美味しく、かつ栄養豊富な食事を家や学校で楽しむことができるよう、今後の献立も大いに期待されます。