飯田グループ、いい生活売買クラウドを導入
飯田グループホールディングスの子会社であるホームトレードセンターが、2025年10月から「いい生活売買クラウド 営業支援」の導入を決定しました。これにより、不動産業務のデジタル化と業務効率の向上が期待されています。
いい生活とは
「いい生活」とは、東京都港区に本社を持つ株式会社いい生活が提供するプラットフォームで、不動産業務の全てをサポートするためのバーティカルSaaSを展開しています。また、業務プロセスをクラウド上でアウトソーシングするBPaaSも活用され、業務効率化を推進しています。
導入の背景
ホームトレードセンターは、お客様との強い絆を重視した経営理念のもと、不動産売買・仲介サービスを展開しています。以前は他社のCRMシステムを利用していたものの、事業継続計画(BCP)の観点からリスク管理の強化が求められ、より安定したシステムが必要とされていました。
このような背景から、「いい生活売買クラウド」の導入が決定されました。約2万件の顧客データを円滑に移行するため、専門チームが切り替え作業を支援し、業務が途切れないように最大限の配慮がなされています。この新しいシステムを活用することで、顧客への対応の迅速化とサービスの質の向上が見込まれています。
セキュリティ対策
最近の情報漏洩事件の増加を受け、企業のセキュリティ対策は急務となっています。政府でもクラウドサービスの活用を推進しており、「クラウド・バイ・デフォルト原則」が導入されています。これらは、より効率的かつ安全な情報システムの構築を目指しています。
「多くのクラウドサービスは、一定レベルの情報セキュリティ機能を基本機能として提供しており、必要に応じてより高度なセキュリティ機能を追加することができます。」とし、オンプレミスの環境よりもクラウドサービスを利用することがセキュリティ対策の効率化に繋がるという結果が期待されています。
今後の展開
「いい生活売買クラウド」を導入することで、ホームトレードセンターは不動産業務の効率化だけでなく、強固な危機管理体制を確立し、より良い顧客サービスの提供を目指します。この技術革新がもたらす影響は長期的に見ると、不動産市場全体に大きな波及効果をもたらすことでしょう。
会社概要
株式会社いい生活は、2000年に設立され、東京都港区南麻布に本社を置き、資本金は約6億2841万円です。主に不動産市場向けのSaaSを開発・提供しており、社会の持続可能な発展に寄与することを目指しています。
これからもいい生活は、不動産市場におけるデジタル化の進展とともに、心地よい生活が循環する社会の実現に向けて取り組んでいきます。