Z世代の部屋選び
2024-08-07 11:11:28

Z世代向け部屋選び調査から見る住まいへの新しい価値観とは

Z世代の部屋選び調査



ハウスコム株式会社が実施した全国900人を対象にした最新の部屋選びに関する調査。物価高の影響を受け、昨年から家賃が4,000円上昇し、特に30代が顕著に影響を受けていることが明らかになりました。同社は2012年から毎年“部屋選び”に関する実態調査を行っており、2023年からは特に“Z世代”に特化した調査も実施、世代ごとの住まいに対する価値観の変化を明らかにしています。Z世代は1990年代中頃から2000年代終盤までに生まれた世代で、15歳から26歳の男女が対象です。

調査結果概観


1. 物価上昇と希望する間取りの変化
調査からは、物価上昇や都心回帰の影響で「家賃」が上昇しており、特に『1LDK』の需要が高まっています。さらに、ライフスタイルに合った部屋選びが重視される傾向が強まってきました。例えば、学校や会社から遠くても広い物件を求める人が増加し、自分の好きな街に住むために敢えて家賃が高くても妥協する人も多いことが分かりました。

2. 若者の家探しの傾向
Z世代は部屋選びにおいて「コスパ」「タイパ」「スペパ」という観点を重視していることが浮き彫りになりました。特に、コストパフォーマンスの意識が92.5%を占めており、無駄な出費を避ける傾向が強いことが示されています。Z世代は家具家電選びにおいても、選択肢を厳選した上で効率的に時間を使おうとする意識が高いと言えるでしょう。

住みパの重要性


ハウスコムでは、住まいの効率を重視する新しい価値観「住まいパフォーマンス」を提唱。この概念は“住みパ”と略され、Z世代では10人中8人が重視していることが確認されました。具体的に、住みパを向上させるためには、家電の選び方や間取りの工夫が重要だとされています。例としては、収納や空間活用のためのDIY可能な物件を選ぶことが挙げられます。

Z世代の新しい部屋選びの基準


1. コスパアップ: Z世代は割安物件やリノベーション物件を重視し、特に初めての一人暮らしに適したリーズナブルな物件への関心が高まっています。

2. スペパへの配慮: 部屋の広さや構造にも意識を向け、高い天井やロフト付き物件を選ぶ傾向がみられます。

3. タイパの追求: 家具や家電選びでは、選択肢を絞り、素早く決定することが重視されるようです。特に最新の家電を活用して家事の時短を図る意識が高まっています。

結論


この調査結果は、Z世代がリアルな体験だけでなく、デジタルネイティブな性質を持ち、情報収集や選択においては効率を重視する新しい世代であることを示しています。住まいに対する価値観の変化はこれからも続くと考えられ、今後ますますの注目が集まる分野となることでしょう。


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会社情報

会社名
ハウスコム株式会社
住所
東京都港区港南2-16-1品川イーストワンタワー9階
電話番号
03-6717-6900

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