国際アートアワード「HERALBONY Art Prize 2026」作品募集開始
株式会社ヘラルボニーが、障害のあるアーティストたちの才能を称えるために、国際アートアワード「HERALBONY Art Prize 2026」の作品応募を2025年8月18日より開始します。このアワードは、障害の有無にかかわらず、アーティストがその成長を促すプラットフォームとして位置付けられています。
作品応募の詳細
ヘラルボニーのこの取り組みは、アート界において障害を持つアーティストたちの存在を強調することを目的としています。今年のテーマは「限界はない。障壁を越え、創造性を解き放て!」であり、多様な文化や価値観が交差する国際的な場を提供します。応募は公式ウェブサイトから行い、応募期間は2025年8月18日から11月2日までです。
詳細な応募要項や審査基準は、特設サイトで発表されています。
過去のアワードの成果
「HERALBONY Art Prize」は、2024年に初開催され、2025年には65の国と地域から2,650点以上の作品が集まりました。フランス在住のエヴリン・ポスティック氏がグランプリを受賞し、受賞作品には300万円の賞金が贈られ、さらに受賞者との契約を結び、国内外でその作品を発表する機会が与えられます。また、企業賞や審査員特別賞も設定され、企業が選ぶ作家とのコラボレーションが実現します。
企業との連携
特に注目すべきは、トヨタ自動車との連携です。この企業の賞を受賞した古城貴博氏の作品《はばたく》を用いたアートラリーカーが、2025年の「TGRラリーチャレンジ」に出場し、その影響力を証明しました。さらに、同作のカー用品も販売され、新たな収益モデルの確立を目指しています。
国内外の審査員
「HERALBONY Art Prize 2026」では、多彩な文化・芸術の専門家が審査員として参加予定です。東京藝術大学の長である日比野克彦氏や、海外のアートパートナーシップ担当ディレクターを含めた審査委員会が、独自の視点からアーティストの才能を掘り起こします。
ヘラルボニーのミッション
ヘラルボニーは「異彩を、放て。」をミッションとして掲げ、障害のイメージを変えるべく取り組んでいます。2024年には、フランスに初の海外子会社を設立し、国際的な影響力をさらに拡大しています。アートを通じて新たな文化を創出し、障害者アーティストが正当な評価を受けられる社会の実現を目指します。
まとめ
2026年度の「HERALBONY Art Prize」に期待が寄せられる中、障害を持つアーティストたちの作品が広く認知されることを願ってやみません。アートの力で社会を変えていく、この国際アートアワードにぜひご注目ください。