企業のサイバーセキュリティを強化する新たな一歩
株式会社アシュアードは、2023年4月1日より特定非営利活動法人金融IT協会にスタートアップ会員として加入することを発表しました。これは、金融機関向けのサイバーセキュリティ対策強化を目的とした重要な活動の一環です。
この金融IT協会は、金融業界に関わる人々が集まり、デジタル人材の育成やITの民主化を目指す組織です。金融機関やITベンダー間の壁を越えてさまざまな関係者と協力し、コミュニティを形成することで、金融業界全体のスキル向上を図っています。
脆弱性管理クラウド「yamory」の進化
アシュアードが提供する脆弱性管理クラウド「yamory」は、サイバー攻撃リスクを評価するための必須ツールです。金融機関は、サプライチェーンの複雑化や新しいセキュリティ基準に対応する必要があり、yamoryはこれを可能にします。具体的には、Software Bill of Materials(SBOM)やPCI-DSSの要件に適合する自社システムの脆弱性対策を効率的に行うことができます。
このサービスは、ITシステムの脆弱性を自動で検知・管理・対策することができるもので、セキュリティ診断やクラウド設定管理(CSPM)を提供します。これにより、複雑なITシステムの脆弱性対策が大幅に効率化され、安心してテクノロジーを活用する社会を目指すことができます。
セキュリティ評価プラットフォーム「Assured」の役割
アシュアードが展開する「Assured」は、クラウドサービスの安全性を可視化するためのプラットフォームです。このサービスにより、主要なガイドラインやフレームワークに基づいたセキュリティ評価が可能になります。専門知識を持つセキュリティ評価チームが、クラウドサービスのセキュリティ対策状況を調査し、その結果をデータベースに集約することで、高精度な評価を実現します。これにより、クラウドサービス事業者は自社サービスの安全性を示すことができ、利用企業を繋ぐ役割を果たします。
金融IT協会への加入の意義
アシュアードの金融IT協会への加入は、金融業界のセキュリティ強化を目的とした重要なステップです。今後、アシュアードは金融業界のデジタル技術活用におけるセキュリティ向上に向けて、更なる取り組みを強化していく方針です。また、安心・安全なデジタルトランスフォーメーションを推進し、全ての企業がデジタルを活用しやすい環境を整えることを目指しています。
このように、アシュアードはサイバーセキュリティの分野での取り組みを強化し、金融機関やその関係者に対し、信頼できるサービスを提供していくことを約束しています。彼らの目指す「信頼で、未知を拓く。」というミッションは、社会全体のデジタル化を進める上で大きな力となるでしょう。