医療機関向け最新端末「APX2-MEDICAL/QCD」の発表
アイ・オー・データ機器は、医療業界向けに新たなオンライン資格確認端末「APX2-MEDICAL/QCD」を2025年11月5日(水)に発表することを明らかにしました。この新モデルは、医療現場での運用データを基に設計され、多くの改良点が盛り込まれています。
新モデルの特長
新たに投入される「APX2-MEDICAL/QCD」は、従来機の信頼性を保ちながらも、いくつかの重要な改良を施しています。
- - メモリー容量の増加: 最新のオンライン資格確認処理を高速化し、安定した動作を実現。
- - USB Type-Cポートの搭載: モバイルディスプレイなどの周辺機器との接続により、作業の利便性が向上。
この端末は日本医師会ORCA管理機構からの推奨を受けており、その信頼性は高く評価されています。医療現場での問題解決に役立つ製品であることが強調されています。
継続的な集積に貢献
アイ・オー・データは、2020年から医療業界への本格的な参入を果たし、以来じわじわとその存在感を高めています。初代オンライン資格確認端末の発売以降、わずか5年で46,000台以上を出荷するに至り、全国のほぼすべての医療機関に導入されています。この累計出荷台数は、継続的な信頼の証明とも言えます。
この流れに対し、日本医師会ORCA管理機構の副社長上野智明氏は、アイ・オー・データ製の端末が医療機関に導入されていることを喜び、「質の高い医療サービスの提供に寄与することを期待しています」と語りました。
その他のソリューション
アイ・オー・データは、医療DXの推進だけでなく、コスト削減や運用効率の向上を狙った様々なソリューションも展開しています。
- - WebORCAオンプレ/ハイブリッド兼用端末: WebORCAオンプレ版を快適に使用するためのハードウェアです。
- - PDF署名アプリ D-Sig: 医師資格証を使用し、診療情報や診断書に電子署名を付与することができるアプリケーションです。
- - LAN DISK: ランサムウェア対策としてオフラインバックアップを提供するデータ保護ソリューションです。
アイ・オー・データは、医療機関のデジタルトランスフォーメーションを支援し、今後も関連企業との協力を強化していく考えです。
会社概要
株式会社アイ・オー・データ機器は1976年に設立され、石川県金沢市に本社を置く電子機器メーカーです。同社は主にデジタルデバイスの周辺機器やソフトウェアの開発・製造・販売を行い、技術と信頼性の提供に努めています。
公式ウェブサイト:
アイ・オー・データ機器
本リリースは、発表日現在の情報です。詳細については、企業ウェブサイトを参照してください。