PHOENIX CONTACTのセキュリティ認証取得
2025-04-03 13:51:50

PHOENIX CONTACTが高セキュリティ基準の認証を取得しサイバーセキュリティを強化

PHOENIX CONTACTが高セキュリティ基準の認証を取得



フエニックス・コンタクトは、ドイツのブロンベルグに本社を構える産業用ネットワーク機器のリーダー企業です。このたび、世界的な技術見本市であるハノーバー・メッセで、業界最高水準のIEC 62443認証を2つ取得したことが発表されました。この認証は、当社の産業セキュリティへの強いコミットメントを示すものです。

セキュリティ強化の取り組み



フエニックス・コンタクトは、2018年にIEC 62443-4-1に基づく初のTÜV認証を取得し、サイバーセキュリティ対策の強化に邁進してきました。最近の再認証により、2025年4月までに7つの事業部門がさらに進化したMaturity Level 3の認証を取得しました。これは、製品及びシステムのライフサイクル全体においてセキュリティを確保するための“360°セキュリティ・コンセプト”において重要なステップとなります。

特に、PLCnext Controlは2021年に市場初のIEC 62443-4-2 SL2認証を取得して以来、コントローラやファイアウォール、ルーター、さらには電源に至るまで、セキュリティ・バイ・デザインの開発プロセスを継続的に実施しています。例えば、最近認証を受けたセキュリティルータFL mGuardは、生産システムの高いセキュリティ基準を満たしていることが証明されているのです。

脆弱性への迅速な対応



さらに、会社の製品セキュリティ・インシデント対応チーム(PSIRT)が認証を取得したことも重要なニュースです。PSIRTは、製品の脆弱性を特定し、分析、対応を行うチームであり、セキュリティの向上に寄与しています。このチームの迅速な対応能力が証明されることで、顧客への保護がより強固なものとなります。

サイバー法令の遵守に向けて



これらの認証取得は、フエニックス・コンタクトが高いセキュリティ基準を維持するための準備だけでなく、ヨーロッパで求められる様々な法令の遵守にも直結します。特にサイバーレジリエンス法(CRA)やEU機械規則(MVO)、NIS2指令といった法令は、製品のサイバーセキュリティに関連する重要な役割を担います。

360°セキュリティ・コンセプトの未来



フエニックス・コンタクトの“360°セキュリティ・コンセプト”は、製品やシステムのライフサイクル全体を見据えた総合的なセキュリティ戦略を展開しています。サイバーセキュリティを深く理解し、それを製品開発から運用まで包括的に管理。デジタル化された未来に対応するための理想的な体制を整え、製造業者やシステムメーカーにとって信頼できるパートナーとしての役割を果たし続けているのです。

フエニックス・コンタクトの取り組みは、将来的なサイバー脅威に対する備えとしてだけでなく、産業界全体の安全性を高めるための基盤になるでしょう。


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会社情報

会社名
フエニックス・コンタクト株式会社
住所
神奈川県横浜市港北区新横浜1-7-9友泉新横浜一丁目ビル6階
電話番号

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