アニメヲタクに関する全国調査の結果に迫る
最近、アニメヲタクを自認する男性たちの意識について全国規模で行われた調査結果が話題を呼んでいます。この調査は、株式会社ハピネットが実施し、2012年の12月に行われました。全体で2,561人が回答し、その中から500人のアニメヲタクを対象に細かな意識調査が行われました。ここでは、その詳細な結果を分析し、アニメヲタクの本音に迫ります。
調査概要
- - 調査方法: インターネット調査(PC)
- - 調査地域: 日本全国
- - 調査期間: 2012年12月14日~12月17日
- - 有効回答数: 2,561人中500人
- - 実施機関: 株式会社ネオマーケティング『iResearch』
自認するヲタクの割合
最初の質問では、「あなたは自分をヲタクだと思いますか?」という問いに対して、回答者の54.3%が「ヲタクだと思う」と回答しました。具体的には、「完全にヲタクだと思う」と答えた人は8.1%、ややヲタクだと思うが24.1%、どちらかといえばヲタクだが22.1%でした。この結果から、多くの20代から40代の男性が自らをヲタクとして認識していることがわかります。
ジャンル別のヲタク意識
次に、どのジャンルに特化したヲタクであるかを聞く質問では、圧倒的にアニメが1位となり、41.5%がアニメヲタクと回答しました。2位は漫画で31.5%、3位はゲームで28.6%でした。特にアニメヲタクの場合、「完全にヲタクだと思う」と感じる割合が66.5%と高いため、アニメに対する強い愛着が伺えます。
好みの女性のタイプ
さらに、アニメヲタクの回答者500人に対し、「2次元、2.5次元、3次元のどの女性が好きか?」という質問を行いました。その結果、2次元が23.0%、2.5次元が9.6%、3次元が65.8%で、実際の女性(3次元)を選ばないアニメヲタクが3割強という意外な結果が浮かび上がりました。自由回答では、2次元を好む理由として「劣化しない」「理想に近い」といった意見が多く見られました。
ヲタクであることの開示状況
調査の最後に、自身がヲタクであることを周囲に明かしているかどうかを尋ねたところ、結果は「隠している」と回答したのは11.0%にとどまりました。大半の人が「特に隠していない・自ら公言している」または「聞かれたら言う」と回答し、オープンな傾向がうかがえます。ここから、ヲタクとしての認知度が社会に浸透しつつあることが見て取れるでしょう。
まとめ
アニメヲタクに関するこの調査結果は、彼らの自己認識やジャンルに対する愛情、さらには社会での立ち位置に関する興味深い視点を提示しています。アニメに対する情熱や、それに伴う文化的な多様性が、ヲタクとしての自覚や発言にどう影響しているか、今後のトレンドにさらに注目していきたいところです。