株式会社ハイパーギアが「HGPscanServPlus」に認定タイムスタンプ対応を実現
株式会社ハイパーギアは、自社のPDFソリューション「HGPscanServPlus」において、GMOインターネットグループのGMOグローバルサインが提供する「認定タイムスタンプ byGMO」に対応することを発表しました。新たにこの技術が加わることで、企業はタイムスタンプの利用が可能になり、電子文書の存在証明や改ざん防止が格段に向上します。新機能は2025年9月上旬から導入される予定です。
タイムスタンプの重要性とは
電子文書はその利便性から日常的に利用されていますが、改ざんや証拠力の欠如が懸念されています。そこで重要なのが、「認定タイムスタンプ」の技術です。この技術は、文書が特定の時点で存在し、その後改ざんがなされていないことを証明します。特に、電子契約や請求書、保存文書に法的信頼性をもたらすためには、タイムスタンプの活用が欠かせません。
電子帳簿保存法への対応や、インボイス制度への適用も支援し、リスク管理としてだけでなく、デジタル資産運用のスタンダードとも言える存在です。「HGPscanServPlus」のユーザーは、このタイムスタンプ機能によって、業務をより円滑に進めることができるようになるでしょう。
「HGPscanServPlus」とは
「HGPscanServPlus」は、業務の効率化と自動化を図るために開発されたソリューションです。この製品は、オフィス文書や図面ファイルなど、さまざまな書類を自動的にPDF形式に変換する能力を持ちます。ユーザーはファイルを指定フォルダに置くだけで、手動による変換やタイムスタンプの処理を省略することができるため、大幅な時間と労力の削減が実現されます。
タイムスタンプの付与には「タイムスタンプオプション」が必要であり、これにより知的財産、電子帳簿保存法、医療分野における原本性保証などさまざまな用途での活用が可能です。実際、300社以上の導入実績を有しており、特に大手企業や官公庁などに高い評価を得ています。
認定タイムスタンプ byGMOの役割
GMOグローバルサインが提供する「認定タイムスタンプ」は、EUにおけるeIDAS規則に基づいており、その技術を活かした安心・信頼できるサービスです。このサービスにより、電子文書の作成時刻や内容の完全性を保証することができ、電子帳簿保存法などの法的証拠としても利用されます。
この認定タイムスタンプがあれば、企業は法令に遵守した形で書類を取り扱うことができ、安心して業務を進めることができます。これは、今後のデジタル社会において、ますますその重要性が増していくことでしょう。
結論
「HGPscanServPlus」の認定タイムスタンプ対応は、企業の文書管理や運用において大きな前進であり、これからの企業活動を支える重要なステップとなるでしょう。電子文書の管理と保護が求められる昨今、信頼性あるデジタル資産運用のスタンダードとして、今後の活躍が期待されます。