広告経由の不正リードを削減したIBJの取り組み
株式会社Spider Labsが提供するアドフラウド対策ツール「Spider AF」は、広告業界での不正問題に対峙するための強力なパートナーとして注目されていますが、今回、株式会社IBJがその制度を導入した事例を見ていきましょう。
不正リードの問題
株式会社IBJは、広告を利用してリードを獲得し、そのフォローを行うビジネスモデルを成り立たせています。しかし、近年、広告経由で得られるリードの質が著しく低下し、さまざまな問題が生じていました。これには、外国語のサイトや広告収益を目的とした低品質のサイトからの不正リードが含まれ、結果として業務の効率が悪化していました。実際、申し込み後に連絡が取れないケースや、第三者の連絡先を使った不正な申し込み、日本語が話せないユーザーからの申し込みといった事例が続出し、インサイドセールスチームは疲弊するばかりでした。
Spider AF導入の背景
こんな状況を打開すべく、IBJは「Spider AF」にあるP-MAX不正検知サービスの導入を決定しました。
このサービスは、広告の最適化を行い、不必要なクリックや成約(CV)を排除する仕組みを持っており、人的リソースを適切に配分することで業務負担を軽減します。
成果
導入後、フェイクリード(不正リード)が大幅に減少しました。具体的には、月あたり数十万円規模のアドフラウド被害を防ぐことに成功したのです。これにより、営業チームの負担が軽減され、その結果、本来の業務に集中できる環境が整いました。IBJにとって、これこそが最大の成果です。
IBJ関係者の声
導入を担当したIBJ営業本部の川述様は、「Spider AFを導入したことで、広告予算の見直しだけでなく、従業員の働き方も職場全体の効率も変わった」と語ります。「節約できる金額だけでなく、不必要な作業を減らしてメンバーが本来の業務に時間を使えるようになることが重要です。」と、導入による人材の有効活用の効果を強調しました。
まとめ
今回の導入事例は、広告運用の透明性を高めるだけでなく、ビジネスの効率化にも寄与する新たな取り組みとして、多くの企業にとって貴重な参照ケースとなります。デジタル広告の不正問題は、単なる経済的損失にとどまらず、企業の資源にも大きな影響を与えます。今後も企業がこのようなサービスを活用し、健全なビジネス環境を構築していくことが期待されます。
企業情報
所在地: 東京都新宿区
設立: 2006年02月
事業内容: 結婚相談所プラットフォーム、イベント事業、婚活アプリ等
所在地: 東京都港区
設立: 2011年04月
事業内容: AIアドフラウドツール(Spider AF)の開発・運営・販売
詳細については、各社のウェブサイトを参照してください。