有機野菜の収穫体験と林業体験の新たな試み
10月26日、千葉県山武市で行われた特別な体験イベントに参加した子どもたちは、有機野菜の収穫や林業の重要性を学び、持続可能な農業の理念に触れる貴重な機会を得ました。このイベントは、ワタミ株式会社と有限会社ワタミファームが、一般社団法人サスティナブルフードチェーン協議会(SFA)と共同で主催したもので、東京都の提案事業「未来を担う子どもたちへの食の支援促進」の一環として位置づけられています。
楽しみながら学ぶ農業の実践
参加した子どもたちは、事前のバス移動中に有機農業についてのレクチャーを受けることで、農業の仕組みやその重要性についての理解を深めました。特に有機野菜の収穫体験では、広大な農場で自ら手を使い、さまざまな野菜を収穫しました。子どもたちの声が響く中、昆虫を捕まえたり、大きなさつまいもを掘り出したりする姿が見られました。「こんなに大きな野菜は初めて見た」「カマキリを捕まえた!」といった元気な感想が返ってきたのは、一生に一度の体験とも言えるでしょう。
林業の重要性と間伐体験
更に、農業だけに留まらず、林業の必要性についての学びも盛り込まれていました。高さ約20メートルの大木を倒す間伐体験では、チームワークが試されました。子どもたちはロープを引き、木が倒れる瞬間の迫力を体感しました。「木が倒れる時の振動がすごかった」と、その迫力に感動した様子でした。
植樹体験で未来への希望を
イベントの最後には、記念となる植樹体験も用意されていました。ワタミの創業40周年を祝して、地域の持続可能性に寄与するために、栗の木が3本植えられました。これは未来の世代に向けた素晴らしい贈り物であり、地域との関係性を深める良い機会となりました。
サスティナブルな未来へ向けて
今回のイベントは、子どもたちが持続可能な社会を理解し、将来的にその重要性を認識するための一環として大きな意義がありました。今後も、ワタミグループはこのような職業体験型の食育プログラムを通じて、地域や子どもたちの成長を支援する取り組みを続けていく予定です。
会社の紹介
ワタミグループは1986年に設立され、2024年には創業40周年を迎えます。国内外食事事業を中心に、農業や環境、さらには人材サービス事業を通じて社会貢献活動にも力を入れています。今回のような貴重な経験を通じて、未来のサスティナブルな消費者育成にも寄与していけることを期待しています。