哲学対話で「学力」を問い直そう
大阪府箕面市にあるNPO法人コクレオの森が主催する、おとな向けの哲学対話カフェ「学力って何?」が2025年2月1日に開催されます。忙しい日常の中で立ち止まり、自分の考えや他者の意見に耳を傾けることで、新しい気づきを得ることを目的としたこのイベントは、様々な世代の参加者を歓迎しています。
哲学対話とは?
哲学対話とは、日常生活の中で抱える疑問や違和感について参加者が意見を交換し、共に深く考えるセッションです。この対話を通じて、哲学の知識を得ることが目的ではなく、自己の考えを掘り下げたり、他者の視点を理解したりすることが主眼です。自分自身の考えを他者に語ることで、相手の反応から新たな発見が得られ、また自分の中の変化も感じることができます。
今回のテーマ「学力とは何か?」
今回の哲学カフェで議論されるテーマは「学力とは何か?」です。義務教育において「基礎学力をつける」という使命が重要視される中で、多くの人がこの言葉に疑問を持っていることでしょう。「基礎学力」は誰が定義したのか、本当に役立つのだろうかといった問いが次々と浮かびます。学力が高いことが果たして個人の優越性を示すのか、また「能力を上げる」ことへのプレッシャーはどうなのか、さらには読み書き計算といった基本スキルの重要性についても考えることが求められます。
このように、「学力」に関しては多様な意見が存在し、参加者各々の考えを通じて新たな視点を得ることを期待しています。教育関係者や学生はもちろん、かつて子どもだったすべての人にも参加していただきたい企画です。
イベントの詳細
この哲学対話カフェは、以下のような詳細で行われます。
- - 日時: 2025年2月1日(土)13時30分~15時30分
- - 場所: 大阪府箕面市小野原西6丁目15-31 NPO法人 コクレオの森(箕面こどもの森学園)
- - 定員: 15名
- - 料金: 一般 1,000円、正会員 800円、学生 800円(学割は25歳以下対象)
申込みは
こちらのリンクからどうぞ。過去の様子については、
こちらと
こちらをご覧ください。
カフェ参加に際しての注意点
当イベントは大人向けの企画となっており、対話がスムーズに行えるように、会場内にお子様の同伴はご遠慮いただいています。防寒対策として温かいスリッパやブランケットを持参することをお勧めします。
コクレオの森について
認定NPO法人コクレオの森は、「誰もが自分らしく生きられる社会」を目指し、オルタナティブスクール「箕面こどもの森学園」を運営しています。他にも、対話の文化を広げる「おとなの森」や、親と子の幸せを支援する「こそだての森」を展開しており、さまざまな活動を通じて地域社会に貢献しています。
学びは子どもだけのものではありません。ぜひ、皆さんもこの機会に対話を通じて新しい視点を見つけ、考えを深めてみてはいかがでしょうか。