KoeTurriとは?
ハイラブル株式会社は、生物の鳴き声を記録し、それをAI技術で識別する新しいクラウドサービス、「KoeTurri(コエチュリー)」を正式にリリースしました。これは、専用の防水マイクを使って屋外で生物の声を計測し、そのデータを基に鳴き声の種類を特定するシステムです。
KoeTurriは、特に鳥類を中心に141種の識別に対応しています。その中には、カエルや昆虫、哺乳類も含まれており、国内でも類を見ない規模での生物のモニタリングを可能にしています。
音の力を活用したモニタリング
このサービスは、夜間や物陰に隠れている生物の情報も取得できるため、従来の観察方法では難しい生物の生態を把握することができます。これにより、都市の公園や企業の保有林など、さまざまな自然環境の情報を継続的に観測することが実現しました。
自動化されたプロセス
設置されたマイクは、24時間無人で生物の鳴き声を録音し、CI(Cloud Infrastructure)を通じて自動的にデータをアップロードします。これにより、調査員が現地へ頻繁に訪問する必要がありません。全ての音声データはAIによって識別され、レポートとして自動生成されます。報告書はPowerPoint形式で出力され、手軽に情報を共有したり、報告書作成の資料として活用したりできます。
生物多様性の保全への貢献
生物の保全は世界的な重要課題であり、日本でも「生物多様性国家戦略」が進められています。KoeTurriは、その一助となることを目指しています。「30by30」という目標を達成するためには、どの生物が存在しているのかを把握することが欠かせません。生物モニタリングのデータをもとに、実際の保全活動を効率的に進めていくことが可能になります。
このサービスに関心を持つ企業や自治体も多く、すでにオンラインセミナーには360名以上の参加があったとのこと。特に建設業や不動産業、環境調査を行う団体など、幅広い業種からの需要が高まっています。
万全のサポート体制
まず小規模に試せるPoC(実証導入)が30万円から提供されており、本格導入も設置台数や運用規模に応じて案内されています。KoeTurriのシステムは、すでに屋外での長期運用において平均90%以上の稼働率を達成しており、高い信頼性が証明されています。
私たちは、この仕組みを通じて生物のモニタリングの重要性を啓発すると同時に、見えにくい生態系の一端を音で可視化することに貢献していく考えです。今後も、新たな機能追加や対応種の拡大を目指し、さらなる進化を遂げる予定です。
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