学生の発想から生まれたサステナブルな商品
千葉県柏市に位置する麗澤中学・高等学校のSDGs研究会「EARTH」が、同じく柏市にある柏髙島屋とのコラボレーションにより、持続可能な地域社会の実現に向けた新たな商品を開発しました。この取り組みは、2023年10月に行われる「TSUNAGU ACTION」というイベントの一環として、いくつかのコラボ商品を販売するというものです。
コラボ商品の誕生経緯
このプロジェクトは、まずSDGs研究会「EARTH」がフェアトレード商品の販売イベントを柏髙島屋で行ったことから始まりました。その後、2024年2月に行われる予定のプレゼンテーション大会を前に、生徒たちは企業とのコラボレーションを通じて様々なアイデアを形にしていきました。この活動によって、生徒たちは地域貢献の重要性を理解し、自ら取り組む姿勢を養っていきました。
販売商品について
1. Zopfとのコラボレーション
一つ目の商品は、柏市の人気ベーカリー「Zopf(ツオップ)」と共同で作成したオリジナルパンです。地産地消を推進するために、地域の農家と連携し、生徒たち自らが収穫した「シルクスイート(サツマイモ)」を使用しました。このパンは、髙島屋のバイヤーの厳選した材料と、中高生の創造力が融合した力作です。このコラボレーションを通じて、地域の食材を活かした商品開発がなされました。
2. 女子の暮らしの研究所とのコラボレーション
二つ目の商品は、福島県の「女子の暮らしの研究所」とのコラボレーションによるカシミヤ100%のポーチです。この商品は、アパレル製造の過程で出る残糸を活用し、デザインにもこだわりました。工場見学を実施し、実際の製造工程を学んだ生徒たちが、商品の企画から製作に関与しました。デザインには、福島について考えるきっかけを提供する想いが込められています。
教育的意義と今後の展望
SDGs研究会「EARTH」の顧問である瀧村尚也教諭は、8ヶ月間にわたるこの取り組みを通じて、生徒たちがまちづくりに対して真剣に向き合う姿勢が生まれたことを評価しています。企業のバイヤーとの共同作業で、学生たちは貴重な経験を積み、今後の職業選択にも大きな影響を与えることでしょう。このような体験が、将来的なリーダーを育成する礎になることを願っています。
イベント情報
「TSUNAGU ACTION」コラボ商品販売イベントの詳細は以下の通りです。
日時/会場
2024年10月13日(日):柏髙島屋本館3階エントランス
2024年10月14日(月・祝):柏髙島屋本館1階POP UP SPACEふらりⅠ
日時/会場
2024年10月23日(水)〜10月29日(火):柏髙島屋本館3階POP UP SPACEふらりザ・ステージ
この取り組みは、地域や企業との強力な連携の下、持続可能な未来に向けた一歩を示しています。参加者は、生徒の熱い想いを感じ取りながら、素敵な商品に出会えるチャンスです。是非、足を運んでみてください。
麗澤中学・高等学校公式サイト