OBI HOLDINGSがガザ地区の乳幼児支援活動を強化
背景
OBI HOLDINGS PTE LTD(シンガポール)は、認定NPO法人パレスチナ子どものキャンペーンと協力し、ガザ地区の乳幼児の健康と命を守るための支援を行うことを発表しました。この支援は、医療や栄養の支援を続けている同団体との共同プロジェクトとして進められます。
ガザ地区の現状
ガザ地区では、長期にわたり続く紛争と封鎖の影響により、子どもたちの栄養状態が深刻な危機に瀕しています。国連の食料安全保障分類によると、ガザでは極度の食料不足に苦しむ人々が多く、特に5歳未満の子どもたちは急性栄養不良に陥っています。実際、栄養状態を示す指標である上腕周囲径(MUAC)が11.5cm未満の子供たちが多く確認されており、その中には8cmを下回る子どもたちも存在するという報告があります。
また、紛争による住宅の破壊で多くの家庭が住まいを失い、避難所での生活を余儀なくされています。このような状況下、冷たい雨が続くことで感染症も蔓延し、子どもたちの健康がさらに脅かされています。ガザ地区では、4万人以上が負傷し、その中でも子どもたちは2年以上学校に通えず、遊ぶ場所も失ってしまっています。子どもが「ぼくも死んだら友達に会えるかな」と漏らす言葉は、彼らが置かれている過酷な状況を象徴しています。
OBI HOLDINGSの支援内容
OBI HOLDINGSは、NPO法人との連携を通じて、ガザ地区における保健医療・栄養支援活動の継続に必要な活動費、約1,000万円を提供することを決定しました。この支援により、以下のような主な取り組みが行われます。
- - 小児科医や看護師、心理士の雇用を維持
- - 栄養治療食や医薬品の安定調達
- - 上腕周囲長の測定による栄養状態の診断と早期介入
- - 乳幼児や妊産婦に対する診療及び心理サポートの継続
OBI HOLDINGSは、この取り組みを単なる寄付活動にとどめず、子どもたちの未来を守るための継続的なプロジェクトと位置付けています。今後もNPO法人と協力し、ガザ地区の厳しい状況を改善するための努力を続ける方針です。
企業のコメント
パレスチナ子どものキャンペーンの事務局長、田中好子氏は、「支援物資の搬入がようやく増え、少しずつ状況が改善されていますが、子どもたちの心にはまだ深い傷があります。OBI HOLDINGSの協力により、診療所の活動が続けられることに感謝しています」と述べています。
一方、OBI HOLDINGSのディレクターである永山要氏は、「NPOの皆様の姿勢に深い敬意を抱いています。子どもたちの命と未来を守るため、今後も協力していきたい」と語っています。
団体と企業の概要
- - パレスチナ子どものキャンペーン:1986年に設立され、教育や保健医療など多様な支援活動を行っている認定NPO法人。
- - OBI HOLDINGS PTE LTD:2012年設立のホールディングスカンパニーで、金融テクノロジー事業や社会貢献活動に取り組んでいます。
未来への希望
今後もOBI HOLDINGSとパレスチナ子どものキャンペーンは、ガザ地区の子どもたちの状況に寄り添いながら、必要な支援を行っていく姿勢を示しています。この協働が、子どもたちに希望の光をもたらすことを期待しています。