大塚製薬が打ち出す健康支援の新たな取り組み
大塚製薬株式会社は、従業員のウェルビーイングをさらに向上させるため、2024年1月23日より「コンディショニング サポーター養成講座」を開始しました。この講座は、NPO法人健康経営研究会との協力により実現し、企業の生産性向上やプレゼンティーイズムの改善へ向けてのアプローチとなります。従業員が健康づくりを自主的に行い、自身の健康状態を整える“セルフコンディショニング”を広めていくことが重要なテーマです。
この講座では、産業保健スタッフ(産業医・保健師・看護師・栄養士など)を対象としており、従業員の健康を支える役割を持つ方々を対象にした有償講座となっています。受講者は、感染予防や体調管理に関する食事、メンタルヘルス、睡眠、日常生活における軽い運動の知識を習得できるカリキュラムをeラーニング形式で直接学ぶことができます。
受講後は確認テストを経て、合格者にはNPO法人健康経営研究会から「コンディショニング サポーター」としての認定資格が与えられます。さらに、認定資格を取得した方には、健康経営や産業保健での活用を受けてのWEBセミナーを実施し、食生活や水分補給のチェックツール、取り組み結果のフィードバックシートなどの支援ツールも提供します。これにより、企業全体の健康づくりの一助となることを目指しています。
健康支援への強い意気込み
大塚製薬は、社会全体のライフパフォーマンスの向上を目的とし、誰もが自身で積極的にコンディショニングを行う環境を整えることを使命としています。企業側は従業員の健康向上を図り、従業員は健康づくりに力を入れる必要性を感じている現状を理解し、両者にとって有益な制度を導入することに至ったのです。
従業員が心身ともに健康であることは、上司やマネージャー、人事担当者など周囲の支援も不可欠です。そのため今回の講座は、産業保健スタッフだけでなく、社員を支えるさまざまな関係者全員が共に健康向上に取り組むことに重きを置いています。近い将来には、企業全体が一つになって「トータルコンディショニング」を推進し、従業員の健康を全面的にサポートする体制を整えていく意向です。
さらなる情報発信とサポート
大塚製薬は、ウェルビーイングの重要性を広く伝えるため、コンディショニングに関する冊子を発行し、オンライン上での公開も行っています。この「ウェルビーイングのためのトータルコンディショニングハンドブック」は、今回の講座に関連しており、企業の従業員向けに分かりやすく構成されています。
今後も「健康経営Ⓡ」を通じて、従業員の健康維持と生活の質向上を目指し、育成したコンディショニング サポーターが企業全体の健康づくりに貢献できるよう、取り組みを続けていく予定です。
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