新たなビジョン「FUTURE VISION」
株式会社メンバーズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:髙野 明彦)は、2035年を見据えた新長期ビジョン「FUTURE VISION」を策定したことを発表しました。このビジョンは「Digital for Hope.」を掲げ、持続可能な未来への挑戦を意図しています。具体的には、デジタルクリエイターの創造性を解放し、気候変動をグリーン成長に、人口減少を一人ひとりの豊かさに変えることを目指しています。
策定の背景
この新たなビジョンは、メンバーズがもともと掲げた「VISION2030」から派生しています。2020年に、同社は「世界一のデジタルビジネス運用の確立」を目指してきましたが、最近の市場環境の変化に伴い、Web運用事業の成長が鈍化しました。特に、採用投資が先行したことで、経営は困難な状況に直面しました。
そこで、2024年から「DX現場支援ポジション」へのシフトを進めた結果、2026年にはDX領域の売上比率が54.2%に達し、収益性が回復しました。これを受け、新たに「FUTURE VISION」が策定される運びとなったのです。目指す姿として、メンバーズは「超会社」を追求しつつ、北欧デンマークのような共同体をモデルとしています。
目指すべき組織像
メンバーズが理想とする「超会社」は、「社会への貢献」「社員の幸せ」「会社の発展」を同時に追求することを意味します。AIをはじめとしたテクノロジーを活用し、企業の利益だけでなく、社会全体の幸福度向上に寄与する姿勢が強調されています。デンマークの高い労働生産性と幸福度を参考にしながら、信頼と共創の文化を育てていく意向が示されています。
重要なテーマとマテリアリティ
新ビジョンに基づく取り組むべき主要なテーマとして、以下の4つが位置づけられています:
1.
気候変動:エネルギー・食糧安保やサプライチェーンの見直しを進め、サーキュラーエコノミーへの移行を加速する必要があります。
2.
労働人口の減少:店舗や物流、医療現場などでの人手不足が深刻化しているため、AIやロボティクスの導入による生産性向上が求められます。
3.
社会の分断:AIやテクノロジーによる職業の代替や貧富の差が広がる中、企業には社会全体の幸福度を高める責任が求められています。
4.
AI・デジタル技術の進化:新たなエネルギー需要や仕事の再定義が進む中で、テクノロジーを適切に活用し、社会の繁栄へ寄与する必要があります。
このようなテーマに対する持続可能な対策を講じ、社会に貢献する姿勢を明確にしています。
価値創造プロセス
メンバーズは、人的資本を強化し、デジタル実装パートナーとしての立場を確立することを目指しています。具体的には、以下のポイントに注力します:
- - 採用と育成の力:人材が自ら成長したくなる環境を築きます。
- - 社内専門組織の拡充:多様性を持つ自律的な社内チームの育成を目指します。
- - インクルーシブな文化:異なる才能が共鳴し合い、価値を高めていく組織文化の確立します。
また、顧客との信頼関係を基盤にし、彼らのデジタル化の過程をサポートすることを「デジタル実装パートナー」としての役割としています。
コメントと今後の展望
代表取締役の髙野明彦氏は、「テクノロジーは単なる利益追求ではなく、持続可能な未来への希望として使うべきだ」と強調しています。この新たなビジョンのもと、メンバーズは顧客の内側から変革を支持し、共に社会課題を解決する「デジタル実装パートナー」としての進化を遂げていく意向を示しました。
メンバーズはこのビジョンを基に、2035年までに営業利益を100億円に引き上げるとともに、気候変動や人口減少に関するインパクト事例を1,000件創出するという目標を掲げています。メンバーズの今後の挑戦に期待が寄せられています。