「きょうだいの日」の魅力を広めるキャンペーンがスタート
4月10日まで残り半年を切り、毎年恒例の「きょうだいの日」に向けたキャンペーンが始まりました。この日が持つ意義や普及活動に注目が集まっています。
「きょうだいの日」とは、兄弟姉妹に感謝の気持ちを伝えたり、共に過ごした日々を振り返ったりする素敵な記念日です。この記念日は、米国においてクラウディア・エヴァート氏が考案したもので、49州の州知事に認められ、広く知られる存在となりました。毎年、この日に多くの有名人がSNSで自分のきょうだいを紹介したり、企業がきょうだいキャラクターを用いた投稿を行ったりする様子が見られます。特に日本では、「きょうだいの日」が4月10日として制定され、2019年には正式に日本記念日協会に登録されました。
記念日を制定した背景には、血縁関係のある兄弟姉妹だけでなく、親しい友人や特別な関係を持つ人々に感謝を示し、亡ききょうだいを偲ぶ機会にしたいという強い思いが込められています。この日は、全ての人に優しい記念日として広まり、より多くの人々に認知されることを目指しています。
キャンペーンの具体的な取り組み
2019年4月6日には、大阪梅田の阪急百貨店うめだ本店で記念式典が行われ、記念日を父の日や母の日のような主要なイベントに育てるための努力が続けられています。コースターやお菓子などの記念グッズが製作され、全国の郵便局にもポスターが掲示されており、インターネットでは動画公開も行われています。
そして、今回のキャンペーンでは「Yogibo」のTANZAQプロジェクトからサポートを受けることができます。このプロジェクトは、経済的な支援を通じて持続可能な社会課題の解決を目指しています。
本年度の取り組みとしては、ホームページやSNSアカウントの設立が計画されています。参加しやすいコンテンツとして、以下の企画が考案されています。
- - みんなの投票で「きょうだいで分け合える○○」をランキング化する企画
- - きょうだいの日に贈りたいプレゼントや、欲しいものの特集
- - きょうだいに関連する写真やエピソードを投稿して抽選でプレゼントがもらえるキャンペーン
将来的には、街のお店や企業がきょうだいの日限定商品を販売するなど、全国規模で盛り上がる記念日としての発展が期待されています。これに興味を持たれる企業様には是非、この記念日を活用していただきたいと思います。
設立の思いやエピソード
「きょうだいの日」のような記念日が日本でも根付くことで、多くの人に敬意を表し親しみを持って接することができる日となることを願っています。ただ、普及の裏には、切ない思いを抱える人々がいるかもしれないことも忘れてはいけません。特別なニーズの当事者や兄弟姉妹の存在を忘れず、全ての人が共感し合える記念日を共に育てたいという思いがあり、200名以上の支持者たちとともに制定された経緯があります。
この「きょうだいの日」は、米国から輸入された文化ですが、日本において新たな形で定着させていけるよう、みんなで力を合わせていきましょう。きょうだいとのつながりを大切にし、特別な記念日として多くの人々に愛される日になることを目指しています。
闘うNPO法人「しぶたね」
また、周囲の支援を必要としているきょうだいをサポートするため、NPO法人「しぶたね」の活動も注目されています。この団体は病気を抱える子どもの兄弟姉妹を支えることを目的としており、設立以来、孤独感や不安を抱えるきょうだいたちをサポートしています。ワークショップの開催や啓発活動を通じ、きょうだいの声に耳を傾け、社会に理解を広めています。
ぜひ、みなさんも「きょうだいの日」に参加し、兄弟姉妹との絆を強める素晴らしい機会を与えてみてはいかがでしょうか。共に笑顔を分かち合いましょう。