伊豆半島を巡る参拝の旅
伊豆半島の中心から出発し、三島へ向かう壮大な参拝コースの魅力をお伝えします。全長400kmを超えるこの道は、ただの巡礼ではなく、江戸時代に想いを馳せる機会となります。
歴史的な魅力
江戸時代、人々は札所を訪れるために数日間かけて旅をしました。コンビニや携帯電話が無かった当時、参拝者は江戸から伊豆以外の場所へ行くために何度も道を行き来しました。記録は石碑や文献に残されていますが、その実情は謎に包まれています。
特に、伊豆八十八ヶ所霊場の道は、江戸時代には主要道路として使われていたため、今でもその面影を感じられます。現代では交通の整備により、札所を結ぶ道が整備されているため、一部は過去の風情を感じながら歩けます。
第5回「開国の街下田」を歩く
下田市は、ペリー艦隊が来航した街として歴史に名を刻んでいます。市全体がミシュラン・グリーンガイドで星二つを獲得している素晴らしい観光地です。さらに、白浜神社や美しい海辺の鳥居、寝姿山の展望台など、歴史と風情を楽しむスポットが満載です。
参拝と散策のコース
新幹線で東京駅から熱海まで移動し、レンタカーで回るコース。約27km、55分の道のりです。
かつて真言宗の寺院であった地福院。歴史が詰まったこの場所で心を静め、神聖なひとときを過ごします。
観世音菩薩を祀る深い歴史がある寺院。ここも訪問し、心を落ち着ける時間を持ちます。
下田市街の「ごろさや」や「金目亭」で、新鮮な海の幸を堪能するのがオススメです。
次々に札所を巡り、それぞれの歴史に触れながら散策を続けます。
最終札所「修禅寺」での結願証の受領までがこの旅のフィナーレです。この証書は、旅の締めくくりとして特別な意味を持ちます。
交通手段
伊豆半島内は、自家用車やレンタカーが一番効率的な移動手段です。公共交通もありますが、時間面での利便性を考えると車がオススメです。特に熱海駅からのレンタカーは、12時間で約1万円と、複数人での利用でコストも抑えられます。
イベントのご紹介
下田開港の歴史を祝い、地域の国際親善を促進するためのイベントです。
東伊豆地域の高原で、自生する山菜を自由に採取できる楽しみもあります。看板を持って、自然とのふれあいはいかがでしょうか。
食事と共に地元ビールを楽しむ祭り。多くの人が集まる恒例のイベントです。
宿泊プランの紹介
伊豆半島には19軒もの宿泊施設があり、伊東園ホテルズではお得な宿泊が可能です。宿泊者には「伊豆88遍路」記念シールが配布され、思い出を形にするアイテムになります。
参拝の楽しみ方
お遍路への参加は難しいことではありません。特別な衣装や決まった時間は不要で、気楽に訪問し、それぞれの「幸せを願う」気持ちが大切です。はじめての参拝を通じて、心を穏やかにする時間を持ってみましょう。
いかがでしたか?伊豆半島の魅力を感じながら、歴史と自然を堪能する旅に出かけてみてはいかがでしょうか。