上賀茂神社が贈る初夏の蛍と夜のカフェ体験
6月12日から15日まで、京都の上賀茂神社で「初夏の蛍と夜カフェ」イベントが開催され、多くの来場者が集まりました。この催事は、味の素AGFと上賀茂神社の共同文化事業の10周年を祝う場として、初夏の風物詩である蛍をテーマに実施されました。私たちは、美しい自然を守る活動に取り組むEarth hacksがこの行事を支援しています。
地域と一体となった環境保全活動
このイベントは、自然保護に配慮しており、来場者には節水や脱炭素に貢献するため、マイボトルを持参して神山湧水珈琲を楽しんでもらうよう促されました。マイボトルを使用することで、来場者は「デカボスコア」に応じた割引を受けられます。たとえば、アイスコーヒーは500円のところ430円に、ホットコーヒーは450円に値下げされるなど、環境に優しい行動を取ることでお得感も得られる仕組みです。
この特別な体験は、通常立ち入ることができない夜間の特別参拝や、境内を流れる「ならの小川」沿いでの蛍観賞と相まって、参加者に幻想的な時間を提供しました。上賀茂神社には、神山から湧き出る清らかな水「神山湧水」を使ったコーヒーと共に、京菓子を楽しむ夜カフェが設営され、ここでしか味わえない特別なひとときが提供されました。
プレスデーでのセレモニー
イベントのプレスデーでは、Earth hacksの代表取締役社長、関根澄人がスピーチし、上賀茂神社と味の素AGFの10年にわたる関係や、神山湧水の歴史を語りました。彼は、「今後も上賀茂神社の四季を守る活動を継続していきたい」と、環境保全に対する決意を述べました。このセレモニーには、京都市の副市長やその他の著名なパートナーも出席し、地元の環境保護に対する思いを分かち合いました。
トークセッションでの知識の共有
セレモニーの後には、トークセッションも行われ、環境保全活動を監修した大阪公立大学の平井教授が登壇。デカボアンバサダーによる、蛍の生態や環境保護に関するお話が展開されました。この活動を通し、「蛍のためにありがとう」と感謝の言葉を貰ったことが、参加者たちにとって励みになったとのコメントもありました。参加者たちが蛍と環境の大切さを理解し、思いを共有することができる貴重な場となりました。
夜カフェでの特別体験
この催事のクライマックスとして、神山湧水で淹れた特製コーヒーと、亀屋良長のオリジナル和菓子を楽しむ夜カフェが開かれました。「幻想的な蛍の光」とともに、特別な体験に感動した来場者からは、「環境保全について考えるきっかけになった」との声が寄せられています。日本の伝統文化を味わいながら、現代的なカフェ体験を融合させることで、参加者の心に自然への敬意を育むことを目指しています。
これからの取り組みへ向けて
Earth hacksは、今後も上賀茂神社の美しい四季を守る活動に取り組むと同時に、次世代の環境への意識を促すプラットフォームを展開していく予定です。特に、Z世代に向けた脱炭素ビジネスコンテスト「デカボチャレンジ」なども活用し、若者たちが環境問題に興味を持つきっかけを提供し、持続可能な社会への理解を深めていく予定です。
このイベントは、神社文化と環境保護の融合を通じて、豊かな自然と文化を次世代に受け継ぐための重要な活動として位置づけられています。訪れる人々が自然の大切さを感じ、実際に行動していくきっかけとなることを願っています。