水中PFASを簡単に検査できる郵送型サービスの開始
株式会社あすか製薬メディカルは、2025年6月30日より法人向けに水中の有機フッ素化合物、すなわちPFASの測定が可能な郵送型サービスを開始します。あすか製薬ホールディングスの子会社である同社は、特にPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)、PFHxS(ペルフルオロヘキサンスルホン酸)の3品目を10mlの水から高感度に検出し、簡単に検査できる手段を提供します。このサービスは法に基づく公定法ではなく、PFASの有無を確認する指標として使用することを目的としています。
PFASの問題とその影響
PFASは「永久化学物質」とも呼ばれ、体内に蓄積されやすく、環境への影響が懸念されています。特にアメリカでは、2024年に環境保護庁が厳しい水道水基準を定めることが決まり、日本でも2026年から飲料水に関するPFASの検査が義務化される予定です。これに伴い、あすか製薬メディカルは自社の高感度測定技術を駆使し、少量の水からPFASを検出することが可能となりました。この新たなサービスは、健康被害を未然に防ぐための一助となることを目指しています。
郵送型測定の利点
この新しいサービスの最大の特徴は、ほとんど手間をかけずに検査を受けることができる点です。以下にその利便性をまとめます:
- - 簡単な採水: 一般的なPFAS測定と比較し、必要なのはわずか10mlの水だけで済み、大量のサンプルを送る必要がありません。
- - 高精度な分析: LC-MS/MSという高度な分析技術を用いることで、信頼性の高い結果が得られます。この方法は公定法との相関にも優れており、安心して利用できます。
- - 郵送による手軽さ: 採取した水をポストに投函するだけで、それ以降はあすか製薬メディカルが分析を行い、結果をメールで報告します。
健康リスク管理の新たな選択肢
このような郵送型測定は、特に水道水(原水・浄水・井戸水)を扱う企業や団体にとって、非常に価値あるサービスとなるでしょう。PFASによる水質汚染についての理解を深め、それに対するアプローチを模索することができます。
お問い合わせ情報
水道水の検査に関するお問い合わせは、メールまたはフリーダイヤルを活用することができます。料金や詳細については、下記の連絡先までお気軽にご相談ください。
会社情報
- - 会社名: 株式会社あすか製薬メディカル
- - 代表者: 代表取締役社長 齋藤 淳一
- - 設立: 1991年5月
- - 資本金: 3,000万円 (あすか製薬ホールディングス株式会社全額出資)
- - 所在地: 神奈川県藤沢市村岡東2-26-1 湘南ヘルスイノベーションパーク内
- - 電話番号: 0466-32-7218
- - URL: あすか製薬メディカル
本サービスを通じて、住民の健康と安全な水環境の保全に寄与していくことが期待されます。ぜひご利用を検討してみてください。