AI insideがDX Suiteに搭載した新LLM「PolySphere-4」
AI inside株式会社は、東京都港区に本社を置くテックカンパニーです。このたび、同社は独自に開発した大規模言語モデル(LLM)「PolySphere-4」をデータ入力業務を自動化するAIエージェント「DX Suite」に実装しました。この革新的な技術によって、実データの検証において99.6%という高い読み取り精度を達成しました。
「PolySphere-4」の導入による成果
「PolySphere-4」を「DX Suite」に統合したことで、これまで高精度の読み取りが難しかった多様な文書も正確に処理できるようになりました。具体的には、有価証券報告書や財務諸表、請求書や診療明細書など、さまざまな形式の文書を扱うことが可能になります。
読取可能な帳票の種類は大幅に拡大し、一般的なフォーマットだけでなく、旧漢字を含む原戸籍や自治体ごとに異なる課税証明書など、特殊な形式の文書でも高精度に対応しています。これにより、企業や官公庁におけるデータ管理の効率が飛躍的に向上するでしょう。
完全自動化へのロードマップ
AI insideは、この「DX Suite」において、データ入力業務を完全に自動化することを目指しています。AI-OCR技術の進化により、ファイルを投入すれば正確なデータ化が実現し、反復的な検証作業が不要になります。これからは、前後工程の自動化も進み、人の手を介さずにデータ処理が完結する未来が見えてきます。このビジョンは、AI insideが掲げる「No More Tools, Work with Buddy」に基づいており、AIを単なるツールではなく共に働くパートナーとして捉えるものです。
「DX Suite」の特長
「DX Suite」は、データ入力業務の前後工程を一手に自動化するAIエージェントです。業界最高水準の読取精度をもつAI-OCRエンジンを備え、多様なフォーマットの帳票を正確かつ効率的にデジタル化します。その結果、後続の業務システムへの連携も簡便になります。このようなシステムを導入することで、さまざまな業種の企業において業務効率が改善され、DXの推進に貢献します。
AI insideについて
AI inside株式会社は、日本のドキュメント処理に特化したLLM「PolySphere」の開発と、生成AIや自律型AIの研究開発を進めています。6万を超えるユーザーに導入実績を持ち、特に政府機関や地方公共団体、民間企業においてその技術が評価されています。主力プロダクトである「DX Suite」を通じて、人とAIの協働を推進し、生産性向上や業務の効率化に寄与している企業です。
今後もAI insideは、さらなる技術革新を目指し、業務プロセスの最適化に向けた取り組みを続けていきます。