新会社設立とM&A
2023-12-27 08:00:01
イシカワホールディングス、新会社設立とM&Aで事業拡大を目指す
イシカワホールディングス株式会社は、2023年10月に新たに株式会社茶下山を設立することを発表しました。この新会社は、2023年12月25日に事業拡大の一環として、株式会社クオリティープランテーションズより事業承継(M&A)を行う予定です。
近年のノンアルコール市場の成長走勢に注目し、イシカワホールディングスは食中茶ブランドの不足や和食店における食中茶需要の拡大、さらにはインバウンド市場での機会を一つのビジネスチャンスとして捉え、農業への参入を決断しました。その中でも、特に番茶に対する健康志向が高まっていることから、デカフェとしての需要も見込まれ、今後さらなる市場の成長が期待されています。
これまでの事業展開
イシカワホールディングスは、主に茶葉を中心に事業を展開しており、スーパーマーケットや道の駅での販売を行ってきました。この茶葉事業から、今後飲食事業へビジネスモデルの転換を図る計画です。具体的には、飲食店への販路を拡大し、リラックス効果を重視したブレンド茶の開発も視野に入れています。たとえば、レモングラスと番茶を組み合わせた製品などが考案されています。
また、将来的には鎌倉や京都などの観光地でのインバウンドをターゲットにした番茶スタンドの開設も計画しています。これにより、国内外の多くの人々に番茶の魅力を届ける機会を増やしたいと考えています。
社長の意気込み
イシカワホールディングスの代表取締役社長、石川康晴は、食中茶ブランドの立ち上げを急がなければならないと語り、2033年には売上高10億円を目指す農業法人への成長を見込んでいます。これは、番茶が持つ健康効果や、リラックスしたいと考えている顧客のニーズにしっかり応える仕組みを構築するための道筋です。
M&Aの活用
さらに、株式会社クオリティープランテーションズの代表取締役社長である下山桂次郎氏は、今回のM&Aにより、イシカワホールディングスから営業やマーケティングのサポートを受けることができると期待を寄せています。この支援により、茶葉の研究や新たな開発に専念し、地元美作市の番茶を広めていく計画です。
株式会社茶下山について
新たに設立された株式会社茶下山は、岡山県岡山市北区弓之町に所在し、石川康晴が代表取締役社長を務めています。今後の展開に注目です。
会社情報
- 会社名
-
株式会社茶下山
- 住所
- 岡山県岡山市北区弓之町17-35
- 電話番号
-
086-207-2711