石川県能登の酒蔵「松波酒造」の新しい未来
石川県能登町にある「松波酒造株式会社」がWAKUWAKUの支援を受けて公式サイトのリニューアルを果たしました。このプロジェクトは、震災からの復興を果たす彼らの物語を伝え、より広い顧客層にアプローチすることを目的としています。
リニューアルの背景
松波酒造は創業150年以上の歴史を持ち、代表銘柄である「大江山」など高い評価を得ています。しかし2024年に発生した能登半島地震により、酒蔵や社屋、自宅は全て倒壊しました。そんな時期に若女将・金七聖子さんが震災の状況や復興への思いを発信し続けたことが、WAKUWAKUとの出会いに繋がりました。
WAKUWAKUは、東京都品川区に本社を置く企業で、合宿免許斡旋サービスを運営しています。彼らはさまざまな教習所との関係を通じて、松波酒造と出会いました。金七さんの決意に感銘を受け、「ただのWeb制作ではなく、この想いを届ける『場』を作りたい」との願いから、今回のリニューアルが始まりました。
リニューアルの内容
新しいサイトでは、「過去」「現在」「未来」をテーマに、松波酒造のストーリーや地域文化、震災後の復興の様子を詳細に伝えることが重視されています。業務遂行にあたっては、前任の制作会社とも豊富な打ち合わせを行い、WAKUWAKUのプロジェクトチームも能登に足を運びました。現地での体験や蔵元との対話を通じて、彼らの想いを深く理解し、共感し合いながら制作を進めました。
リニューアルの結果、公式サイトには英語版も用意され、海外顧客やインバウンド需要にも対応しています。今後の国際展開も視野に入れた情報発信基盤が整いました。
新しいコンテンツ
リニューアルされた公式サイトには、松波酒造の願いや文化的背景をしっかりと表現した内容が盛り込まれています。具体的には、次のようなポイントがあります:
- - ブランドストーリーや蔵元の想いを引き出す構成
- - 日本酒の背後にある文化や土地のストーリーをビジュアルで表現
- - 震災の影響や復興の歩みを伝える特設コンテンツ
- - 若女将・金七聖子さんの音声やメッセージが伝わる温かみのあるコンテンツ
- - SEO対策を組み込んだ設計
金七聖子さんは「私たちが経験した震災、再び酒造りを始めることができた経緯をしっかりと伝えられるサイトになったと思います。WAKUWAKUさんには感謝しています」とコメントを寄せています。
未来への展望
WAKUWAKUは今回のプロジェクトを通じ、酒蔵に特化したWeb制作とマーケティングに関する新たな可能性を見出しました。彼らは今後も全国の酒蔵に寄り添いながら、より多くの人たちにその魅力を伝えるために、Webサイトの見直しや集客支援を行う準備を整えています。
この取り組みを通じて、松波酒造を含むさまざまな酒蔵が持つ独自の味や文化を広め、多くの人々とのつながりを創り出すことを目指しています。今後もこのような活動を通じた支援を継続し、地域の文化を大切にしながら未来を切り開いて行きます。