数検2026年度の検定日程が決定!
公益財団法人日本数学検定協会は、2026年度の実用数学技能検定「数検」の検定日を発表しました。この検定は、算数や数学の実用的な技能を測定するもので、全国で受検が可能です。2026年度は年間17回の検定日を設け、さまざまな受検方法に対応しています。
受検方法について
個人受検
個人受検は、受検者が自由に選べる会場で検定を行える形式です。これまでの個人受検A日程とB日程のサービス内容が統合され、「個人受検」として統一されました。会場の選択が可能で、検定に臨むことができます。ただし、検定日によって会場や実施階級、開始時間が異なるため、注意が必要です。
団体受検
団体受検は、学校や学習塾、企業で受検する形式です。2026年度も、5月を除くすべての月で計17回の実施が予定されています。準1~11級やかず・かたち検定など、実施される階級は検定日によって異なります。
数検の目的と意義
「数検」は数学・算数の実用的な技能を測定するために設計されており、計算や作図、表現、測定、整理、統計、証明の能力を評価します。記述式の検定を通じて、受検者の論理構成力もチェックされます。この検定は多くの学生や社会人にとって、進学や就職の際に重要な指標となることでしょう。
受検者数は1992年の第1回以来、700万人を超え、現在や進学・就職のスタンダードとなっています。また、国内だけでなく、フィリピンやカンボジア、インドネシア、タイなどでも実施されており、海外でも高い評価を受けています。
その他の検定事業
公益財団法人日本数学検定協会は、数検の他にも多くの数学関連事業を行っています。例えば、ビジネス数学検定やデータサイエンス数学ストラテジストの資格制度を設け、ビジネスやデータサイエンスの分野で必要な数学力を養う支援も行っています。
ビジネス数学検定
この検定は、ビジネスシーンで必要とされる数学スキルや能力を測定するもので、実務に即した問題に基づいています。インターネットを利用したIBT(Internet Based Testing)方式で受検でき、企業の採用試験や新人研修にも活用されています。
データサイエンス数学ストラテジスト
この資格制度は、データサイエンスに必要な数学力とコンサルティング能力を持つ専門家を認定するものです。基礎的な数学から実践的な数学まで幅広く測定されています。
法人概要
- - 法人名: 公益財団法人 日本数学検定協会
- - 所在地: 東京都台東区上野5-1-1文昌堂ビル6階
- - 理事長: 髙田 忍
- - 会長: 若山正人(九州大学 名誉教授)
- - 設立: 1999年7月15日
今後も日本数学検定協会は、国民の算数・数学の学びが深まり、生涯にわたって学び続ける場を提供するために、検定事業を推進し続けます。さらに数学を活用したキャリアや学びが実現するよう、私たちも応援していきたいと思います。専門性を高めることで、新たな道が開かれるはずです。