ダイバーシティを支える、Silent Voiceとマイクロソフトの新たな挑戦
認定NPO法人Silent Voiceが、このたび日本マイクロソフトが提唱する社会貢献プログラム「Code; Without Barriers in Japan for Accessibility」(CWBJ-A)に参画します。この協働により、Silent Voiceは学習や就労に困難を抱えるろう・難聴者を対象に、最新のデジタル技術に関する無償トレーニングを提供します。てこのプログラムの一環として、参加者のデジタルリテラシー向上を目指し、AI時代における新たな就業機会の創出を支援します。
参画の背景と目的
急速に進行するデジタル化の時代において、クラウドやAIといった最新技術の習得は、社会での活躍に不可欠な要素となっています。しかし、特にろう・難聴者にとっては、情報へのアクセスやコミュニケーションのバリアが障害となり、これらのITスキルを学ぶ機会が限られています。結果として、キャリアの選択肢が狭まりがちです。
Silent Voiceは「デフと聴者の できるをふやす」というミッションを掲げ、教育・就労分野での支援を通じてろう・難聴者の社会進出を促進してきました。本プログラムへの参画は、そのミッションをデジタル技術で加速することを目的としています。日本マイクロソフトの先進的なAI・デジタル技術のトレーニングと、Silent Voiceの実績を融合させ、高度なデジタルスキルの習得を実現。最終的にはすべての人が平等に学び、活躍できる社会を目指します。
プログラムの概要
このプログラムは、以下のような内容で構成されています。
- - プログラム名: Code; Without Barriers in Japan for Accessibility (CWBJ-A)
- - 対象: 18歳以上のろう・難聴者
- - 提供内容: 生成AIを含む最新デジタル技術に関する無償トレーニング
- - コース構成: 参加者は「Copilot 人財コース -使う人-」と「AI 開発人財コース -創る人-」の2コースから選ぶことができ、完全にオンラインで受講可能です。
参加希望の方は、指定のGoogleフォームから簡単に申し込むことができます。登録後には、プログラムへの正式な導入に必要な情報が送られます。
Silent Voiceについて
Silent Voiceは、教育部門と就労部門での活動を通じて、デフと聴者の関わりをアップデートし、共にできる力を増やすNPOです。デフの方々が抱える社会的バリアを解消し、その社会的活躍を促進するための機会と環境を提供することに全力を尽くしています。
この取り組みは、ただの技術訓練にとどまらず、ろう・難聴者が自らの可能性を最大限に引き出し、社会の中で平等に存在できるための重要なステップになるでしょう。私たち一人ひとりが、ダイバーシティを尊重し、共に成長する社会の構築に貢献できることを期待しています。