村上農園の快進撃
2025-02-06 14:29:38

健康志向の高まりが生んだ村上農園の売上113億円を達成

村上農園の成長と健康志向の波



近年、健康志向が高まりを見せる中、株式会社村上農園の業績が注目を浴びています。2024年12月期において、同社は過去最高の売上高113億7,600万円を記録しました。この成長を牽引したのは、国内シェアNo.1の発芽野菜であり、特に「ブロッコリー スーパースプラウト」と「ブロッコリースプラウト200」の出荷が大きな要因となっています。

ブロッコリースプラウトは発芽したばかりのブロッコリーの新芽で、抗酸化作用や解毒作用をサポートする成分「スルフォラファン」を豊富に含む野菜です。近年、高齢化が進む中で健康志向が高まっていることも背景に、需要は年々増加しています。また、昨年注目を集めた「超硫黄分子」は、感染防御や免疫応答といった生命の機能に深く関わっており、学会でも高い関心を寄せられています。この新たな成分の存在は、消費者の購入意欲を高め、「ブロッコリー スーパースプラウト」の出荷量は前年比138%、同じく「ブロッコリースプラウト200」は131%の急成長を遂げました。

さらに、豆苗も前年比107%という堅調な伸びを見せています。豆苗は栄養価が高く、家庭でも再生栽培が可能な人気の緑黄色野菜で、最近の野菜価格高騰の中でそのコストパフォーマンスの良さが再評価されています。村上農園は、豆苗の新CMを12年ぶりに放映し、家庭の常備野菜としてさらに訴求していく方針です。

また、今年は新たに「北海道伊達生産センター」の開設が計画されており、これにより北海道から沖縄までの全国13カ所での生産体制が整う予定です。既存施設の設備拡充も見込まれており、需要の増加に応じて生産能力の向上が図られます。

社長の村上清貴氏によると、コロナ禍後の外食産業やインバウンドの回復に伴い、売上は17カ月連続で前年同月比プラスを記録しています。かいわれ大根や豆苗、特にレストランで使用されるマイクロハーブも大きく成長しています。このような健康意識の高まりとともに、スルフォラファンや超硫黄分子を含むブロッコリースプラウトの認知度向上により、業績は2019年を上回る結果となりました。

これからも、村上農園は健康志向の強い消費者の期待に応えるべく、生産体制の整備を進めるとともに、さらなる製品開発にも注力していくでしょう。健やかな生活を支える発芽野菜として、村上農園の存在感が一層高まっていくことが期待されます。

会社概要



株式会社村上農園は1978年に設立され、広島市を本拠地に置いています。現在の代表取締役社長は村上清貴氏で、2024年の売上高は113億7,600万円に達しました。同社は、高成分野菜や発芽野菜、マイクロハーブの生産・販売を手掛けています。広島を拠点としつつ、宮城や千葉、神奈川、静岡、山梨、三重、福岡など全国に生産センターを持ち、沖縄にも関連会社があります。健康志向の高まりを受けて、今後の成長もますます期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社 村上農園
住所
広島県広島市佐伯区 五日市中央4-16-1広電コイン通りビル3階
電話番号
082-923-6080

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