一般社団法人DAC未来サポート文化事業団(以下、みらさぽ)が主催する「第12回みらさぽ絵画・作文コンクール」の受賞作品が発表されました。このコンクールは、文部科学省の後援を受けながら今回で12回目を迎え、青少年の健全な育成を目指す活動として広く知られています。
今年度の応募総数は1,477点という大規模なもので、絵画622点、作文855点が集まりました。応募者たちは、「家族の絆」、「冒険・挑戦・チャレンジ」をテーマに各自の感性を表現しました。
受賞作品の紹介
この審査の結果、最も優れた作品として文部科学大臣賞が中学生2名に授与されました。絵画部門の受賞者は、千葉県鎌ケ谷市在住の中学3年生、山口心花さんの「祖母とシロップ」となりました。心花さんの作品は、毎年おばあちゃんと一緒に作る果物のシロップの思い出を描いており、その色使いや描写からは、温かい家族の絆が感じられます。審査員からは、「油絵のような精密さで描かれている」と高い評価を得ています。
作文部門では、兵庫県加古川市で学ぶ中学2年生の宮崎純大さんが「母のこと」という題名の作品で受賞しました。この作文は、自身の義母に対する感謝の気持ちを表現したものであり、新しい家族の形を提案する内容となっています。実直な視点から描かれたこの作文は、審査員からも心の奥を打つと称賛されました。
未来サポート賞の受賞者
さらに、未来サポート賞には2名の小学生が決定されました。奈良県明日香村の小1、水野紗良さんの「とんでみせるぞ!」と、福岡県北九州市の小5、能美になさんの「きずなの生まれた小さな部屋」です。いずれも独創的で新鮮な視点から描かれた作品であり、未来への期待感を感じさせます。
佳作について
また、20作品が佳作として選ばれ、受賞者には電子ギフト券がプレゼントされます。全国各地から集まったこの作品群も、それぞれの個性が光る素晴らしいものでした。
コンクールの目的と活動
みらさぽは、2013年に設立されて以来、青少年の勇気、感動、感謝の心を育むことを目的とした多様なプロジェクトを展開してきました。このコンクールもその一環であり、より多くの子どもたちに創造力を養う機会を提供することが目的です。
特に、近年の活動は全国を対象に広がりを見せており、文部科学省の後援も受けつつ、教育普及活動を進めています。賞の表彰を通じて、参加者に自信を与え、次世代の才能を育むことが期待されています。
みらさぽの今後の展望
今後もみらさぽは、青少年の健全な成長を支えるために様々なイベントやワークショップを開催し続ける予定です。今季のコンクールによって、多くの少年少女が自らの表現力を発見し、さらに成長することを願っています。ついでに、受賞者たちの今後の活躍にも期待が寄せられています。