人事とスクラムの可能性
2025-06-16 08:49:21

人事担当者必見!スクラム手法が組織に変革をもたらす理由とは

【開催報告】人事×スクラムの可能性を探る勉強会



人事図書館が開催した勉強会「人事にこそ知ってほしい!人事×スクラムの可能性を探ろう」。このイベントは2025年5月29日、東京都中央区に位置する人事図書館で行われました。テーマは、アジャイルな組織作りに活用されることの多いスクラム手法が人事領域に与える影響について。そして、幅広い業界から集まった参加者に向けて、人事におけるスクラムの利点を伝えるための講演とディスカッションが行われました。

イベントの背景



スクラムは、ソフトウェア開発の現場で広く採用されているアジャイル開発手法ですが、その考え方は人事においても非常に有効であると考えられています。特に、急激な変化が求められる現代において、短いサイクルでの計画と実行を繰り返す能力は、人事の範疇を超えた新たなアイデアを生み出す可能性を秘めています。

このような背景のもと、参加者は「人事×スクラム」というテーマの専門家たちからの知見を通じて、新たな発見や意見を共有することを目的としました。

スピーカー陣



この勉強会には、業界の第一線で活躍するスピーカーが登壇しました。例えば、Scrum Inc. JapanでHR Scrum Masterとして活動する庭屋一浩氏、クリエーションライン株式会社のCHROである小笠原修裕氏、そしてKDDIアジャイル開発センター株式会社のCHROである土橋孝充氏などが参加しました。彼らは、それぞれの立場からスクラムとの関わりや人事業務における具体的な適用方法について講演しました。これらの発表は、参加者にとって非常に参考となり、互いに意見交換する良い機会となりました。

参加者の反響



勉強会終了後、参加者からは多様な声が寄せられました。「もっと気軽に始めても良いのだという勇気が出た」、「私たちが既に行っている業務にスクラムの考え方をどう活かせるかが学べた」といった感想が目立ちました。また、「組織全体をひとつにするための共通言語としてスクラムの考え方が機能する可能性を感じた」など、具体的な活用法に対する期待感も見受けられました。

成果と今後の展望



最大の成果は、「スクラムはエンジニアのためだけのものではない」という認識が、多くの人事担当者の心に刻まれたことです。参加者は、自社で取り入れられるアイデアが多かったという声を挙げており、特に部門横断的なコミュニケーションの重要性について意見が交わされました。

今後は、単にフレームワークを導入するのではなく、その背後にある「価値創造」「持続的な対話」といった根本的な思想をどのように自社の文脈に取り入れていくかが鍵となります。まずは、タスクの可視化や週ごとの振り返りから始めることで、少しずつアジャイルな文化を根づかせることができるでしょう。このような取り組みを通じて、人事図書館は今後も継続的に勉強会やワークショップを開催し、組織の変革を目指す人事担当者たちの学びの場を提供していく予定です。

人事図書館について



2024年4月にオープンした人事図書館は、業界関係者が集まるコワーキングスペースとコミュニティを兼ね備えた施設です。2500冊以上の専門書籍と600名を超える会員を抱え、「仲間と学びで、未来を拓く」という理念のもと、さまざまな知見の共有と交流を目指しています。所在地は東京都中央区日本橋蛎殻町1-12-7 WACROSS NINGYOCHO 6Fで、今後も充実したイベントを通じてコミュニティの発展に寄与していく予定です。


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会社情報

会社名
株式会社Trustyyle
住所
東京都中央区銀座3丁目11-3 7F
電話番号

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