障害児と健常児が共に楽しめる『IKOUポータブルチェア』
株式会社Halu(ハル)が開発した『IKOUポータブルチェア』が、2024年に開催される「64th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」でデザイン部門ブロンズを受賞しました。この椅子は、障害のある子どもたちも健常児も一緒に使えるよう考慮されており、インクルーシブデザインの理念を体現しています。
受賞は2023年10月30日に発表され、その後12月2日に行われた審査員の講評を受けてのものです。デザインのシンプルさと温もりが高く評価され、多様なニーズに応える商品として注目されています。
『IKOUポータブルチェア』の特徴
『IKOUポータブルチェア』は、軽量で折りたたみ可能なキッズチェアで、屋内外で使用することができます。体幹が弱く、一人で座るのが難しい障害児や座位が不安定な小さなお子様にとって、外出時の不安を軽減できる便利な製品です。これにより、子どもを安定した姿勢で座らせることができます。
スペック情報
- - 畳んだ時のサイズ: 横34 x 縦27 x 高さ15 cm
- - 重さ: 3.2kg(約500mlペットボトル6本分)
この製品は、スポーツ施設や飲食店などの商業施設でも利用されており、あらゆる子どもたちが歓迎される空間を提供しています。家族は昔よりも多くの外出機会を持ち、アクセスの難しい場所にも自由に出かけられるようになりました。
審査員の評価
審査員からは、「多様な身体のユーザーに配慮したデザインで、シンプルかつスタイリッシュな容姿が年齢層を問わず楽しめる」と評されています。また、安全性や機能性を兼ね備えた設計により、使用者のストレスを軽減する点も高く評価されました。このようにして、生き生きとした交流を促進するインクルーシブなデザインプロセスが実践されています。
今後の展望
この受賞は、Haluのデザインが専門家からも認められたことを示しています。「すべての子どもと親が自由で自分たちらしい外出を楽しめる社会」を実現するため、企業や団体とのパートナーシップを通じて、さらなる製品開発やサービス展開を図っています。インクルーシブデザインに関心のある企業は、ぜひHaluに連絡を取ってみてください。
会社情報
株式会社Haluは2020年に設立され、インクルーシブデザインを中心に多様性を価値に変え、分断のない社会を目指しています。 彼らは障害児の育児に関する課題を解決するだけでなく、より多くの人に快適な生活を提供し続けるために努力しています。
まとめ
『IKOUポータブルチェア』は、多様性を尊重したデザインが実現した新しい子ども用チェアです。この画期的な製品は、子どもたちが共に楽しむための多様な外出機会を提供し、社会全体の交流を促進する大きな役割を果たすことでしょう。 これからも、Haluの取り組みに注目していきたいと思います。