想いを届ける「心の手紙」供養の取り組みとその意義
全国各地から寄せられた「つたえたい、心の手紙」。これは、すでに旅立たれた大切な人へ伝えたい想いを綴った手紙を、多くの人々が寄投稿する活動です。2008年から始まり、これまでに16,000通以上の手紙が集まりました。この活動は、株式会社くらしの友が取り組んでおり、すべての手紙に寄せられた想いが供養されることで、残された命の意味を再確認する機会となります。
1.「つたえたい、心の手紙」とは何か
「つたえたい、心の手紙」という名称は、残された方々の苦しみを和らげることを目的として名付けられました。人々は、自分の心の中にある未練や感謝の気持ちを手紙に託し、大切な人に届けられなかった想いを表現します。この活動は、選ばれた手紙を通じて他者の同じような経験に寄り添いたいという気持ちが込められており、手紙を綴ることによって、多くの人が心の平安を得られることに繋がっています。
2.手紙の供養とその意味
手紙の供養は、前島密氏の菩提寺である浄楽寺にて行われます。この寺は、寄せられた手紙を丁寧に供養するだけでなく、参拝者に対して心のサポートも行っています。これにより、亡くなられた方への想いを記した手紙が、また新たな形で意味を持つこととなります。くらしの友は、このプロセスを通じて、心のケアを大切にしたいと考えています。
3.グリーフケアの一環として
「つたえたい、心の手紙」の活動は、単なる供養に留まらず、重要なグリーフケアと位置づけられています。参加者からは、「心が落ち着いた」「思いが整理できた」といった感想が多く寄せられており、手紙を書くことで悲しみを整理し、次のステップに進む手助けとなっています。特に孤独を感じる人々にとっては、共感を得られる場となり、心の負担を軽くする役割を果たします。
4.今後の手紙募集のお知らせ
現在、「つたえたい、心の手紙」は2023年10月31日まで募集を行っています。この活動への参加は、心の整理や気持ちをすっきりさせる良い機会です。集まった手紙はすべて拝読され、審査を経て選ばれた一部の手紙は、くらしの友のホームページや小冊子にまとめて公開されます。
私たちくらしの友は、この活動を通じて、手紙を綴ることの価値と意義を広めていくことを目指しています。多くの方に、この取り組みを通じて少しでも心の安らぎを感じていただければ幸いです。
詳細や募集要項については、
こちらをご覧ください。