日本初の子育てシェア託児所「Omusubi」が気仙沼にオープン
宮城県気仙沼市に、待望の託児所「Omusubi(おむすび)」がオープンしました。この施設は、日本初の「子育てをシェアする」形を取り入れた一時預かり専門の託児所です。子育てを支えるのは、子育て経験のあるママたち。彼女たちが支援員として活動することで、より親身な保育が実現しています。
Omusubiの特徴
Omusubiでは、子育てママが自ら託児所で子どもを預かるシステムを導入しています。具体的には、保育士1名とママたちが協力して子どもたちを見守るという形です。このような仕組みを通じて、保育士でなくても子どもを預けることができる新たなモデルを作り上げています。これにより、多くのママたちが自分の時間を持つことが可能になりました。
子育て世代を支える3つのスペース
Omusubiの託児所には、ただの預かりの場ではなく、子育て世代が集まるための「ママのほっこりスペース」と「シェアハウス」が併設される予定です。ここでは、ママ同士の交流や情報交換が活発に行われ、地域とのつながりも深まります。さらに、全ての事業の収益は気仙沼市の子育て支援団体へ助成金として寄付されるため、市全体で子育てしやすい環境を整えていくことが目指されています。
成り立ちと地域の活用
Omusubiの設立背景には、2018年から続くニーズ調査があります。調査の結果に基づき、この託児所のモデルが構想され、復興庁のビジネスコンテストで受賞。そして2019年にはクラウドファンディングを実施し、地域の人々とともに託児所の設計を進めるなど、住民が一体となって進めたプロジェクトです。
さらに、気仙沼市から地域おこし協力隊の派遣を受け、地域振興に貢献する仕組みも構築されています。この活動によって、若い世代の支援や地域振興が期待されています。
完成式典の実施
2020年2月4日にはオープンを記念する式典が開催されました。式典には気仙沼市の市長や地域の支援者、観光PRキャラクター「ホヤぼーや」も参加し、多くの人々が新しい託児所の誕生を祝いました。当日は、施設内の内覧も行われ、多くの地域住民が来場する盛況なイベントとなりました。
施設の詳細と連絡先
Omusubiは、毎日最大6名の子どもを預かることができ、0〜2歳の子どもが対象です。駐車スペースはないため、近隣の市役所駐車場を利用するのをおすすめします。
おむすびの活動や施設についての詳細は、以下の連絡先までお問い合わせください。
地域の子育て支援を新たな形で実現したOmusubi。ここから多くのママたちが充実した日々を送ることが期待されています。